「疲れた時だけイビキをかく子供は、
歯並びが悪いって知ってますか?」
さて、いきなり質問です。
あなたはイビキをかきますか?
もちろんご自身は寝ていますから、気がつかないと思いますので、
あなたのお子さんは、いかがですか?イビキ・・・。
特に疲れて帰ってきて、バタンキューみたいに寝てしまった時に
イビキをかいていませんか?
「いつもはこんなにイビキかかないのに・・・」
「疲れている時は、いつもイビキがスゴい・・・?」
って、感じていませんか?
それから、よくこんなお話を聞きませんか?
「太っている人の7割以上は、イビキをかく・・・」
みたいな事・・・。
歯医者目線で考えると、
疲れた時だけ、イビキがスゴいお子さんは、
高確率で、歯並びが悪いです。
なぜそんな事が解るかと言うと、普段はイビキをかかないからです。
これは、大人でも同じです。
普段はイビキをかかないご主人なのに
疲れた時や、酔っ払って寝た時はイビキがスゴくないですか?
お酒臭いし、うるさいし大迷惑ですよね・・・
たまに呼吸まで止まって・・・、睡眠時無呼吸症候群で突然死の心配まで・・・。
なぜでしょう?
答えは、舌です。
舌の居場所が無いのです。
さらに、舌の筋力不足なのです。
もう何度も記事を書きましたが、
歯並びが悪い子供さんは、
上を向いて眠れません。
人は上アゴと下アゴに、歯並びでできたアーチがあり、
それが噛み合わされて舌の部屋ができています。
歯並びが悪くて、歯でできたアーチが狭かったりすると
その舌の部屋が小さくなります。
さらに、歯並びが良くても
舌の筋力が弱かったりすると、
舌が喉に落ち込んだ状態になります。
この状態で呼吸をすると、喉の後ろの壁と舌で笛のような状態を作り、
そこを空気が通ると摩擦音がイビキとなるのです。
特に、あおむけに寝るとそれが顕著になるのです。
そんな子供は、給食とか食べるのが遅いです。
飲み込むのが下手だからです。
舌の根元の筋力不足なのです。
ですから、このような人は横向きで寝るとイビキをかきません。
普段は横向きで寝ているのでイビキをかかない人も、
疲れていたり、酔っ払っているとバタンキューという感じで、
あおむけに寝てしまってイビキをかくのです。
また、太った人は横を向いて寝にくいので、イビキをかく割合が高くなるのです。
太っていてもイビキをかかない人は、歯並びも良くて、舌の筋力もあって
横向きでも眠れる人です。
イビキのスゴい人は、睡眠時無呼吸症候群で突然死の危険も高まりますよ!
気になる方は是非、歯医者さんで歯並びや噛み合わせのチエックをしてください。
でも、この理屈を知らない歯医者さんがほとんどですが・・・。
歯医者さん選びは慎重に・・・
ではまた。