今回の症例は、70代女性の患者様です。
当院の常連さんからのご紹介で来院されました。
お悩みは、左上ブリッジの違和感と咀嚼障害です。
下の写真が、初診時のレントゲン写真です。
赤丸部分、ブリッジを支えていた歯が折れています・・・。
お話を伺うとブリッジの反対側、下の奥歯を最近抜いてから
急に食事に苦労するようになったそうです。
1~2本の歯を失ったくらいでは、食事に不自由はありません
咀嚼障害に関する文献では、咬み合う歯の本数が10本を割ると不自由に感じる人が
多いと言われています。
まさにこの女性の場合は、左下の奥歯を失って咬み合う歯の本数が9本になったのです。
横から見たところです。
左右の6歳臼歯が咬んでいません・・・。
多くの歯医者さんも知らない、極秘情報とは・・・
さらに、多くの歯医者さんも知らないデータがあります。
咬み合っている歯の本数が、9本以下になると欠損の進行リスクが高まるのです。
そして、支えの歯を増やす方法は、入れ歯やブリッジでは効果がありません。
欠損の進行リスクを減らせる唯一の手段はインプラント治療しかないのです。
と言うことで、治療後の写真です。
インプラント治療は、欠損の進行リスクを減らせる唯一の治療法です
インプラント治療で咬んでいる歯を9本から12本に増やしました。
教科書的には、10本以上が推奨されていますから本数的には充分です。
欠損の進行リスクを下げられた可能性が高いです。
赤丸部分がインプラント治療です。
いかかですか?
このような症例では、入れ歯やブリッジによる治療は歯を失うリスクを
高める事になるので、安易に選んじゃだめですよ。
現代の治療は、歯を失ったらインプラント治療が第一選択肢です。
世界の歯医者さんなら誰でも知っています。
でも、インプラント治療は経験豊富な歯医者さんがお勧めですよ。
適切に処置されていないインプラントは、長持ちしませんから・・・
歯医者さん選びって、難しいですね
ではまた~
■治療内容
上下の歯、
奥歯は、インプラントを支えとする固定式ブリッジによる治療
■治療期間・回数
約1年・約10回
*抜歯後の治癒待ち期間を含む
■費用(自由診療)
総額 ¥200万円
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠るとインプラント周囲炎が起こることがあります。