50代女性、インプラント治療の症例をご紹介します。
某大手美容外科の歯科部門で、全ての歯にセラミック治療を受けた患者様です。
短期間でセラミックブリッジが壊れて、来院されました。
下の写真は、上の歯です。
画像左側の奥歯を全て失っています。
横から見たところです。下の歯も、奥歯を失っています。
治療法は、安さで選ばないでください。後悔しますよ・・・
実は、歯を失ったあなたが治療法を選ぶ場合に、
多くの歯医者さんも知らない重要なデータがあります。
それは、治療成績です。
入れ歯、ブリッジ、インプラント治療が、
それぞれどのくらい長持ちするのかというデータです。
*ブリッジ治療は、平均8年で27%がトラブルを起こす。
日本の保険治療のデータでは、
2008年、口腔衛生学会の文献ではメタルブリッジの
5年生存率は55.6%、10年生存率は31.9%と記載されています。
私達歯科医は、患者様に正しい情報をお伝えして
治療法を選んで頂かないと信頼関係を失うことになります。
*インプラント治療は、すでに10年生存率が95%以上
すでに20年生存率も同程度とされています。
保険治療主体の日本と異なり、自費診療主体の海外では
治療法は治療成績で選ばれます。
ブリッジも入れ歯も全て高額です、安さで選ぶ人はいないのです。
話を戻しますね、
この患者様は、あっという間にセラミックブリッジが壊れてから、
上の奥歯にインプラント治療を希望されていたそうです。
でも、他院では骨の厚みが少ないために断られたそうです。
下の写真が、初診時のレントゲン写真です。
赤丸部分が奥歯の骨です。厚みが1~2ミリしかありません。
上の奥歯なら、厚さ1~2ミリ程度の骨があれば
インプラント治療は可能です。
現代では、ほとんど歯医者さんで行なわれているインプラント治療ですが、
このように骨の厚みが少ない場合は、対応できない場合がほとんどなのです。
対応できても、治療期間が1年以上かかる場合がほとんどです。
でも、諦める必要はありません。
下の写真をご覧ください。
治療終了後のレントゲン写真です。
*今回は患者様のご希望で、歯を失った奥歯のみを治療しています。
下の写真をご覧ください。赤丸部分がインプラント治療です。
いかがですか?骨が薄くても経験豊富な歯医者さんなら全く問題はありません。
さらに、最新の技術を応用すれば
治療期間も4ヶ月前後で完了する場合がほとんどです。
骨が薄くてかかりつけの歯医者さんで、インプラント治療ができないと言われたあなた!
諦めないで、是非相談に来てください。
必ず、解決法はありますよ。
お待ちしています。
ではまた~
■治療内容
上下の奥歯、
インプラントを支えとする固定式ブリッジによる治療
■治療期間・回数
約8ヶ月・約12回
*抜歯後の治癒待ち期間を含む
■費用(自由診療)
総額 ¥300万円
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠るとインプラント周囲炎が起こることがあります。