栃木県佐野市の入れ歯・インプラントの駆け込み寺、難症例にも対応

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歯を治すと、頬のタルタルが解消するって知ってる?

下の写真をご覧ください。
かかりつけの歯医者さんに不安になり、遠方からご相談で来院されました。

ネットで探して、わざわざ都内の歯医者さんで治療中の方です。

初診時、前歯4本に仮の歯が装着されていました。

私の目には…なのですが、素人のあなたが見たら、綺麗に見えるかもしれませんね。
いかがですか?

ご本人も、そんなに不満は無さそうでした。
都内の歯医者さんには、前歯4本のセラミック冠のお支払いは済んで次回、装着予定との事でした。

ご相談の内容は、
*当院が専門の特殊な入れ歯(ドイツ式入れ歯)に興味がある
*今の状態について、セカンドオピニオンが欲しい
*今後の事や、どうしたら良いのか専門的な話を聞きたい
*奥歯の虫歯も気になるのに、都内の先生には地元での治療を勧められてしまった…

みたいな感じです。

下の写真は、上の歯です。

上顎

そして、下の歯です。

下顎

口元は、こんな感じでした。 元々、骨格的に前歯がよく見える方なのですがバランスが悪いです。

歯医者なんてどこでも一緒ですか?

都内の歯医者さんの評価はさておき、トレーニングしている歯科医なら、一目で前歯のバランスが悪いのが解ります。

そして、理想的な状態にするには、前歯を治療するだけでは難しいことも直ぐに解ります。

例えば、下の写真、矢印部分をご覧ください。
仮の歯の厚みが薄いので、内側の接着材が透けて見えています。
今にも穴が空きそうで、ペラペラです。

かかりつけの歯医者さんには、セラミック冠の厚みを確保するために装着時、下の前歯を削ると言われたそうです。

そして、この4本のセラミック冠はバラバラで装着予定だそうです。

神経を抜かれた歯は、枯れ木のように脆いのです…

参考までに、前歯のレントゲン写真です。

全ての歯は、神経組織が除去されています。
さらに、太い金属製の土台が装着されています。

経験豊富な歯医者さんが見れば、いつ根っこが折れてもおかしくないと感じる状況です。

セラミック冠は、所詮作り物です
弱い歯なのに、バラバラで被せる理由がありません

この患者様のように、世の中には何も考えないで、セラミック冠をバラバラで装着する歯医者さんがとても多いようです。

素人のあなたでも、考えれば直ぐに解ると思いますが一本ずつバラバラと、4本連結されたセラミック冠なら、どちらが丈夫で長持ちすると思いますか?

聞くまでも無いですよね。
まして、同時に治療しているのに。

トレーニングしている歯科医なら、絶対にやりません。

歯医者さんの、意味不明な言い訳に注意してください

よく聞きます。

「連結すると、フロスが通らない…」
とか、
「壊れたら、そこだけ治せない…」
みたいな理由。

本来のフロスの役目は、隣どうしの歯が接触する部分を、清掃するための道具です。
(*接触部分が虫歯の好発部位だからです)

良く考えれば解りますが、連結すれば接触部分はなくなります。
当たり前ですよね。
フロスで清掃する必要も無くなります。

連結部分から歯肉までの空隙は、歯間ブラシで清掃すれば良いのです。
何も問題はありません。

「壊れたら、そこだけ治せない」については、神経を抜かれた歯は、壊れたらほとんどのケースで抜歯になります。

可能な限り連結補強して延命したほうが、嬉しくないですか?
そこだけで治したければ、連結部分を切断すれば良いだけです。

何も心配は要りません。

ご相談の結果、この患者様は都内の歯医者さんの治療は中止し、当院で再治療する事になりました。

数十万円は無駄になりますが、個人的には良い選択だと思います。
他院の評価はしませんが、専門家が診ればかかりつけの歯医者さんのレベルは直ぐに解るのです。

その証拠をご覧ください。

下の写真は、仮の歯を外した状態です。
金属の土台の周囲がボロボロに崩れています。
虫歯もあります。

都内の歯医者さんも、下の写真みたいな拡大ルーペを使っていたそうです。

せっかくの拡大ルーペなのに…。
倍率が低い可能性もあるのかもしれません。

それとも、土台を外すリスクが高いのでやむなく放置されたのでしょうか?
おそらくリスクの高い処置を避けたのだと思いますが、もう少し頑張れなかったのかしら…。

もちろん、判断は人それぞれです。
都内の歯医者さんにも、何か考えがあったのだと思います。

無理して土台を外せば、根っこが折れるリスクがあるのです。

でもこのままでは、個人的に納得いきません。

損な性格だな~。
見て見ぬふりが出来ない…。

細心の注意を払い、金属製の土台を除去し根っこの治療をやり直しました。

ホームページでは、「精密で妥協を排した、最善の医療を提供します」って、書いてあるのに
サイトの内容と、実際の施術内容が違いすぎます…

医院名は言えませんがホームページを見る限りでは、都内の歯医者さんは根っこの治療がお得意の歯医者さんでしたよ。
保険外で根っこの治療をされていました。1本99,000円でした。

いくら根っこの治療が上手でも、
危うい歯にセラミック冠をバラバラ被せるなんて
ホームページだけでは、その歯医者さんの実力は解らないものですね。

私もそろそろ、保険治療を辞めようかしら…

私は、根っこの治療を保険治療で頑張っています。
誰か、お金ください~。(笑)

参考までに、根っこの治療の専門医なら1本10万円程度かかります。
今回は、4本です。

根っこの治療後、グラスファイバーの補強芯を挿入して樹脂で補強しました。
金属製の土台に比較すれば、遙かに根っこが折れるリスクは軽減されるはずです。

総合的な治療計画を立てられる歯医者さんがお勧めですよ。
なかなか出会えませんけど…。

その他の場所も虫歯だらけでしたよ。

都内の歯医者さんは、このような状態を予想出来なかったのでしょうか?

経験豊富な歯医者さんなら古い金属冠の中は、虫歯になっている場合がほとんどだって知っています。

全体を治療するメリットは、計り知れません

さらに、この患者様の場合は、全体を治療する事によって咬みあわせの高さを変更出来るのです。

大きなメリットです。

前歯の裏側のすり減った部分を復元できるのです。

都内の歯医者さんが計画していた、セラミック冠の厚みを確保するために、下の前歯を削る必要がなくなります。
健康な歯を削る必要がなくなるのです。

歯を治すと、お顔の弛みも改善するってご存じですか?

さらに、咬みあわせの高さを復元させる事により、頬の弛みも改善できます~!

お顔の輪郭がシャープになるのです。
嬉しくないですか?

当院では、治療前に術後のシミュレーションを行ないます

大がかりな治療を計画する場合には、最終的にどこまで綺麗に仕上がるのかを、事前にシミュレーションする事が大切です。

では、治療前のシミュレーション模型をお見せしますね。

日本を代表する、トップレベルの歯科技工士さんの仕事です。
治療前の写真と比べてください。

下の歯は、赤点部分のみです。

このシミュレーション模型は、診断用ワックスアップと呼びます。

診断用ワックスアップを、やってくれる歯医者さんを探してください
でも、至難の技ですよ…

実は、このような診断用ワックスアップを行なっている歯医者さんは、ほとんど居ません。

歯科医人生で一度もやらない人がほとんどです。
嘘だと思うなら、かかりつけの歯医者さんに質問してください。

「先生、どなたかの診断用ワックスアップを見せて下さい」
ってお願いすれば大丈夫です。

喜んで見せてくれたら、第一関門突破です。
その歯医者さんは、良い歯医者さんの可能性が高いです。

「良い歯医者さんの選び方」の参考にしてください。

でも、良い歯医者さんに巡り会うのは大変ですよ…。
本当ですから、是非試してください。

下の写真が、治療部位を仮の歯に置き換えたところです。

治療前と較べてください。

新しい仮の歯です。
この段階で、咬みあわせの高さを1ミリ復元しています。

治療前の仮の歯です。

あなたは、どちらが好みですか?

そして、完成です。

最近流行の「いかにも治療しました~」みたいな、白すぎる歯は希望されないとの事で
上品な白さにしています。

お顔はお見せできませんが、とても綺麗な方です。

最終的に初診時から咬みあわせの高さを約2ミリ弱復元しています。

たった2ミリと思われるかもしれませんが、咬みあわせの高さ2ミリって、凄いんですよ!

頬のラインもシャープになっています。

参考までに、治療前です。

当院が、他院より圧倒的に優れている証拠をご覧ください。

歯医者さんや歯科技工士さんが、セラミック冠をバラバラで製作したい理由は、連結すると誤差出るからです。

歯科治療は誤差との戦いなのです。
精度を追求するほど、手間暇がかかります。

誤差無く連結されたセラミック冠を、ピッタリと歯に装着するのは至難の技だからです。

あなたのために誠実な歯医者さんは、こんなに手間暇をかけています。

下の写真が、適合試験用に製作されたセラミック冠の原型です。

精度を追求する場合には、金属のフレームを製作します。
プラスチックフレームよりも、変形や破損が無いからです。

今回は、6ピースで適合試験をしました。

適合が悪いピースを切断して、最終的に7ピースになりました。

お口の中で、特殊な樹脂で連結します。

これを、全てセラミック冠に置き換えるのです。

この工程をやってくれる歯医者さん、ほとんど居ません。

だって、面倒くさいから。

自分を褒めてあげたいです。
誰か、ご褒美ください。

諭吉が大好きです。お願いします。(笑)

今回は患者様のご希望で、術前のシミュレーション模型の製作担当者とは異なる歯科技工士さんにお願いしています。

好みは分かれるところですが、どちらもハイレベルな技工士さんですよ。

歯医者さんの評価は、歯科技工士さんで決まります。

レベルの高い歯科技工士さんと提携している歯医者さんはとても少ないです。

歯医者さん選びって、難しいですね。
ではまた~。

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