「歯を抜いて、すぐに高額な入れ歯を作ると後悔しますよ」
下の写真を見て下さい。
50代の患者様です。
入れ歯の相談で来院されました。
初診時の正面観です。
重症の歯周病の患者様です。
![3135.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3135-thumb-440x330-6284.jpg)
上アゴの写真です。
![3136.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3136-thumb-440x330-6286.jpg)
下アゴの写真です
![3137.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3137-thumb-440x330-6288.jpg)
可能な限り歯周病を改善し、機能を回復する計画を立てます。
ご相談の結果、上下ともにドイツ式入れ歯で設計しました。
上アゴは
レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯
下アゴは
フリクションピンテレスコープ式部分入れ歯
では、治療開始です。
下の写真が、保存不能な歯を抜いて虫歯予防の金属冠を装着したところです。
ちなみに、ドイツ式入れ歯を提供している医院でも
虫歯予防の金属冠を装着してくれる丁寧な歯医者さんは少ないです。
特に、歯を抜いて長期間治癒を待たなければいけない場合は
金属冠等で保護してあげないと、虫歯になりやすいので注意してくださいね。
もちろん、この金属冠の上に仮の入れ歯を装着してあります。
![3138.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3138-thumb-440x330-6290.jpg)
参考までに、治療前の写真です。
残念ながら4本の歯を抜歯しています。
![3139.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3139-thumb-440x330-6292.jpg)
下の写真が、支えになる歯を削ったところです。
奥歯を1本抜いています。
![3140.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3140-thumb-440x330-6294.jpg)
そこにプラスチック製の仮の歯を装着します。
奥歯には、仮の部分入れ歯を装着予定です。
![3141.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3141-thumb-440x330-6296.jpg)
仮の入れ歯も、頑張ります
こんな感じになりました。正面観です。
仮の入れ歯なので、どうしても銀色の留め金が付いてしまいますが
かなり見た目も改善しています。
この状態で、抜歯部位の歯肉が安定するのを待ちます。
![3142.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3142-thumb-440x330-6298.jpg)
参考までに、治療前の状態です。
![3143.jpg](https://meguro-shika.jp/wp-content/themes/meguro-shika/img/diaryblog/assets_c/2021/11/3143-thumb-440x330-6300.jpg)
最終的な入れ歯の製作に入るまで、お待たせして申し訳ありませんが、
抜歯をすると約1年間は急激に歯肉が痩せていきます。
すぐに最終的な入れ歯を製作する事も可能ですが、すぐにユルユルになります。
さらに、重症な歯周病は短期間では改善しません。
あなたの日々の歯磨き努力も欠かせません。
仮の入れ歯でも、できるだけ見た目と咬む機能を回復するように
頑張りますので、是非ご協力をお願いします。
入れ歯をすぐに製作したい場合
でもどうしても転勤などで、最終的な入れ歯を
すぐに製作したい場合はご相談下さい。
理想的ではありませんが、入れ歯がユルくなっても
補修用の材料があります。
その材料で、入れ歯の裏打ちをすれば改善可能です。
但しあくまで補修用の材料ですので、
強度や臭いの原因となる吸水性など、品質は落ちますのでご了承ください。
今は情報があふれています。
かかりつけの歯医者さん以外も、
いろいろと検索してくださいね。
あなたが、良い歯医者さんに出会える事をお祈りしていますね。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。
ーーーーーー
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ドイツ式入れ歯の書籍もあります。
友人の嶋倉院長が写真付きで詳しく解説しています。
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