「セラミックの歯の色が気に入らないとお嘆きのあなたへ!」
「歯医者さんがこっそり教える、真面目な歯医者さんの選び方」
これはシェードガイドという、歯の色のサンプルです。
左から右に行く程、色が濃くなっていますね。

一番左側は、透き通るような白い肌の青い目をした白人に合いそうな色です。
このガイドは、よく見ると五つのグループに分れています。
基本になっている色が違うのです。
日本人には、左から二番目の黄色がベースになっている色の人が多いです。
セラミック冠の歯の色を選ぶ時に、このサンプルとあなたの天然の歯の色を比較して似ている色を選び、歯科技工士さんに伝えるのです。
入れ歯の場合は、あなたの肌の色や唇の色を参考にしながらあなたの好みも確認して、人工の歯の色を選ぶのです。
実は、この色のサンプルを持っていない歯医者さんも多いそうですよ・・・。
最近では、多くのメーカーから、いろんな種類のセラミック冠が発売されています。
そして、コストと強度を兼ね備えた単一構造のセラミック冠も続々登場しています。
一般的に、セラミック冠は金属やセラミック製のフレームの上に歯科技工士さんがあなたの歯の色に合わせてオーダーメイドでセラミックを盛り付けて完成します。二層構造なのです。
利点は、細かな色の再現が出来る事です。
欠点は、盛り付けるセラミックの強度が弱い事です。
そこで、最近は特に奥歯に単一構造のセラミック冠が多用されてきています。
インターネットの広告で、ジルコニアクラウンと呼ばれているセラミック冠です。
利点は、強度が優れている事です。
欠点は、色の種類が限られている事、基本になるセラミックの色が決まっているので細かな色が再現出来ない点です。
例えば、たった1本の歯を治療する場合周りの歯と色を合わせるのが難しいです。
そして、同じ色をオーダーしてもメーカーによって色が異なる点です・・・。
理想的には、歯医者さんの取引先の歯科技工士さんが導入しているメーカーのセラミック冠でサンプルを作るのが一番です。
でも、残念ながらセラミック冠のメーカーからはなぜかサンプルは出ていません・・・。
もっとも、色をどうしても合わせたいあなたには不向きな素材ですからメーカーも出さないのでしょう・・・。
でも、せっかくなら可能な限り色を合わせたいですよね?
と言うことで、下の写真を見て下さい。
無ければ、作れば良い!
世界に一つ、当院だけに、特別に製作してもらいました。特注品のサンプルです。
歯科オタク、自慢の一品です。

蓋を開けると

当院で使用しているメーカーの
単一構造、ジルコニアクラウンのサンプルです。
こんな感じで使いますよ。
奥歯の治療です。仮の歯を外したところです。

下の写真は、最終的なセラミック冠の原型になる
樹脂で製作された冠を、装着した写真です。
この段階で不具合が無いか確認します。

そして、特注品サンプルの出番です。
こんな感じで、歯の色を確認します。

そして、技工士さんが丁寧に仕上げてくれたセラミック冠が完成しました。
特注サンプルと同じ色調に仕上がっていますよ。

お口の中に装着してみます。

あなたは知らないと思いますが、わざわざ特注品でサンプルを製作してあなたの歯の色を確認している歯医者さんは、ほとんど居ません・・・。
嘘だと思うなら、歯医者さんに見せてもらってください。
真面目な歯医者さんは、こんなところにもこだわって仕事をしています。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。