栃木県佐野市の入れ歯・インプラントの駆け込み寺、難症例にも対応

  1. TOP
  2. 院長ブログ
  3. 予防歯科
  4. 死亡原因第三位!入れ歯と肺炎の関係。あなたの入れ歯はカビだらけかもしれないって、知ってますか?

死亡原因第三位!入れ歯と肺炎の関係。あなたの入れ歯はカビだらけかもしれないって、知ってますか?

「よく噛めて快適な総入れ歯でも、
3ヶ月に一度はメンテナンスが必要な理由!」
80代の患者様です。
入れ歯の不具合でお見えになりました。
痛い、噛めない、落っこちるので、何とかして欲しいとの事です。
当院で入れ歯を製作させて頂いた、ご家族の紹介です。
1799.jpg
1800.jpg
私は入れ歯の専門家なので、不具合の原因はすぐに解ります。
でも今回は別の角度からのお話です。
下の写真を見て下さい。
上の入れ歯の裏側です。
1801.jpg
入れ歯の表側も汚れていますが、裏面を見てびっくり…
入れ歯の土台、ピンク色の部分に、
白や、黒の汚れやヌルヌルがこびり付いています。
この白い柔らかい汚れはデンチャープラークと呼ばれる歯垢、
硬くてとれない物は歯石、黒い汚れの正体は黒カビです。
そしてヌルヌルは、カンジタ菌です。
お口の中は、温度36度、湿度100パーセント。細菌がとても繁殖しやすいのです。
入れ歯の汚れの中には目に見えない細菌が多く存在し、臭いの原因になります。
入れ歯は樹脂(レジンという材質)でできています。
樹脂(プラスチックみたいな物)は硬くてツルツルのようですが、
目に見えない穴がたくさん開いています。
吸水性や吸着性が有り、唾液や細菌が染み込みやすいので
歯垢や歯石が付着するのです。
ヌルヌルは、カンジタというカビ菌が増殖している可能性が高く、
歯肉炎や、部分入れ歯で残っている歯が歯周病になります。
入れ歯の痛みの原因となります。
台所の排水溝のヌルヌルと同じですよ・・・。
そして、高齢者のあなたに知ってもらいたいことがあります。
それは肺炎のリスクとの関係です。
厚生労働省によると、肺炎にかかって亡くなる人の割合は主な死亡原因で亡くなる方全体の9.4%を占め、悪性新生物(がん)の28.7%、心疾患の15.2%の次に多くなっています。
日本では、肺炎は高齢者の死亡原因としてイメージが定着していますが、
実は世界では、肺炎は若年者の病気として知られているのをご存じですか?
日本人と世界の人の違いは、いったいどこにあるでしょう・・・?
歯医者さんのブログですから、もうお解りですよね?
入れ歯やお口の中の汚れが
全身の病気と深く関わっているのです。
特に高齢者において誤嚥性肺炎を起こし死亡するケースが多数報告されています。
入れ歯がカビだらけなら、リスクが高くなるのも当然です・・・。
世界の常識は、歯医者さんは定期的にお掃除に通うところ
でも日本人は、痛くなったら通うところ・・・
あなたもこころ当たりがありませんか?
特に総入れ歯になったら、歯医者さんなんか
入れ歯が壊れたり、痛かったりしなければ
何年も行きませんよね・・・?
誤嚥性肺炎という病気は細菌を含む唾液や食べ物が誤って気管から
入ってしまうことにより発症します。
食べ物を飲み込む力や噛む力などの衰えによって
健常者ならば細菌が誤って肺の中に入ろうとするならば、
咳をして吐き出すことができますが、
高齢者は吐き出す力が弱いだけでなく、反射が低下しているためむせることもなく、
誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうのです。
特に高齢者になると脳梗塞や脳出血、認知症で体が思うように動ず、
噛むことや飲み込む事がが難しくなります。高齢者の誤嚥性肺炎の典型例です。
誤嚥は何度も起こすのでとても辛く、体力を奪っていきます。
さらに高齢者は肺炎にかかっていても発熱も起こらないために発見が遅れ、
結果として重症化する事が多いのです。
他にも、喫煙率の高さもあるかもしれません。
ひと昔前まで、喫煙はごく当たり前の光景でした。
私も以前は喫煙していましたが、後悔しています・・・。
喫煙者は歯周病の治療も上手くいきません、
歯を失い入れ歯になるリスクも高まりますよ・・・。
その他にも医療機関の薬の過剰投与による免疫力の低下もあるでしょう。
いろいろと原因は考えられますが、
少しでも肺炎のリスクを減らすため定期的な入れ歯や
お口のメンテナンスを是非お勧めします。
参考までに誤嚥性の肺炎の症状は、発熱、咳、膿のような痰が肺炎の典型的な症状です。
でも無症状でなんとなく元気がない、食欲がない、のどがゴロゴロとなる時も要注意です。
あなたや、あなたのご家族は大丈夫ですか?
最後に、得する情報を少しだけ!これを見てください。
当院で7年前に製作した総入れ歯の裏側です。
汚れもヌルヌルも皆無です!
1802.jpg
3ヶ月に一度のメンテナンスに必ず来院されています。
もちろん毎日のお手入れも欠かしません。素晴らしいです。
いかがですか?
参考までに、今回の同じ年数を経過した問題の入れ歯です。
1803.jpg
この差の理由は、日頃のお手入れはもちろんですが
①ピンク色の土台の部分の樹脂の素材も関係しています。
色は同じように見えても、ドイツ製の高強度で
吸水性の少ない特殊な樹脂でできているのです。
イボカップシステムと呼びます。保険の素材とは全くの別物です。
お勧めですよ!
参考までに、私が所属する研究会の記事です。
★「保険の入れ歯とイボカップシステムの違い」
②世界初の入れ歯の抗菌加工がされています。
その名も、ピカッシュ!
こちらの記事も読んで下さいね。
★「入れ歯の臭いが気になるあなたへ!世界初の入れ歯の抗菌加工!」
3ヶ月に1度の抗菌加工がお勧めです。
是非ご相談下さい。
ではまた。

関連記事を読む

目黒歯科医院では
入れ歯・インプラントなどの
相談を受け付けております。

※詳細な診断をご希望される場合には、保険診療にてレントゲン撮影・歯周組織検査をおすすめいたします。
現在の状態を詳細に把握することができ、それにより具体的な治療法のご提案が可能となります。
(健康保険の一部負担金は、3割負担の方で~3,500円程度です。相談料は、無料となります。)

※レントゲン撮影、歯周組織検査をご希望されない場合、具体的な治療法について提案ができない場合があります。
(こちらの相談をご希望される場合、一回3,000円の費用がかかります。)

お口のお悩み、
まずはご相談ください。
ご相談の際には
「入れ歯、インプラントの相談希望」
とお伝えください。

目黒歯科のお問い合わせ対応

  • 相談は90分の
    時間を取って
    対応!
  • メール、LINE、
    電話など相談は
    何でもOK!
  • 医院に人がいない
    時間帯で相談でき
    プライバシーを確保!
  • 県外からも来院可能
    車での送迎にも
    対応!

目黒歯科医院

住所〒327-0317 
栃木県佐野市田沼町289-4アクセス

診療受付時間
9:00〜11:30 × ×
14:30〜17:30 × ×

△:水曜午後は15:00~17:30まで
▲:土曜午後は14:30~16:30まで

治療をあきらめかけていた方も
お気軽にご相談ください。

トップへ
戻る
お電話でのお問い合わせ0283-62-1125