歯医者さんを探すとき、あなたはどのようにその先生の治療技術を見抜いていますか?
たとえば
- 先生の経歴が大学教授だったり、○○認定医である
- ○○学会、○○研究会に所属している
- さまざまなセミナー受講証が飾られている
- 最新の設備が完備されている
など、いろいろな見方があるかと思います。
優しくて、知識が豊富で的確な診査、診断が
できるだけじゃダメなのです
ただし、たとえ知識が豊富で的確な診査・診断ができたとしても、お料理のように、頭で理解しているのと実際にやるのは別なのです。
論文を発表するなど、研究に熱心でも治療に向いていない先生もいれば、認定証はあるが実際の治療経験はほとんどない、というパターンもあります。(認定証は費用を払ってコースを受講すればもらえるものなのです)
また「歯を削る」 「歯型を採る」と言っても、どの医院でも精度の高い治療をしてもらえると思ってはいけません。ひとつひとつの工程の技術レベルも千差万別で、その積み重ねによって最終的な入れ歯やインプラントが完成するのです。
当院では、日々の治療の中で知識が誠実に再現され、患者さまに届けられてはじめてご満足いただけると考えています。見た目は綺麗に見えても、あなたには見ることができない部分が誠実な治療とは限らないのです。
ここでは、知識が治療に再現されているかどうかを見極める8つのポイントをご紹介します。
高額な入れ歯が、出来上がったらガッカリ・・・?
ここがポイント! その①
仮の歯を、きちんと製作してもらえるか?
- 仮の歯で、最終形に近い見た目と咬み合わせの状態を確認させてもらえる
- あなたの好みやこだわりも、きちんと聞いてもらえる
治療内容 | 上下共に レジリエンツテレスコープ |
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治療期間・回数 | 期間:約1年3ヶ月 ※抜歯治癒待ち期間含む 約25回 |
費用 | 上下約360万円 |
リスクや副作用 | 天然歯を削合します。 入れ歯の出し入れや使い方に訓練が必要です。 清掃が不十分だと、支台の歯が歯周炎や虫歯になりますので、定期的な検診やメンテナンスが必要になります。 (おおよそ3~4ヶ月に1回程度) |
-
治療前
-
仮の歯
-
治療後
治療内容 | 上下共に インプラント・上部構造固定式 |
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治療期間・回数 | 期間:約1年6ヶ月 ※埋入治癒待ち期間含む 約30回 |
費用 | 約560万円(モニター価格) |
リスクや副作用 | 清掃が不十分だと、インプラント周囲炎がおこりますので、定期的な検診やメンテナンスが必要になります。 (おおよそ3~4ヶ月に1回程度) |
あなたは、「頑張って高額な治療費を払ったのに、完成したら見た目や咬み合わせのズレにガッカリした・・・」みたいな経験はありませんか?特に、前歯の審美歯科治療やお口の中を大がかりに治療する場合に起こりやすいです。なぜなら、歯医者さんが見た目や咬み合わせを自分勝手に決めるからです。
でも、腕の良い歯医者さんが作る審美セラミック冠や入れ歯は、あなたをガッカリさせる可能性はとても少ないです。理由は、完成前にあなたが最終的な入れ歯の完成形をイメージできるような、仮の歯をきちんと製作してくれるからです。
仮の歯を製作してくれる歯医者さんはたくさんいますが、最終的な完成形をイメージできるほど、丁寧な仮の歯を製作してくれる歯医者さんは実はとても少ないのです。
歯医者さんにとっては、仮の歯の製作は手間暇がかかりとても面倒なのです。さらに、あなたの好みに合わせて微調整を繰り返すなんてできれば避けたいのです。
当たり前ですが、どんな仕事でも早く完成させて納品した方が儲かります。歯医者さんだって、商売ですから同じなのです。
ただし、この工程は歯医者さんにとっても、最終的な仕上がりや満足度を高めるために、本来はとても重要な作業なのです。
歯医者さんのセンスと、あなたの好みが一致するとは限らない場合もあります。
インターネットでは、桁違いの症例数を売り物にしているクリニックを見かけますが、丁寧な仮の歯を製作してもらえるのでしょうか?とても疑問です。
- 歯医者さんへの
質問! -
仮の歯で、きちんと見た目や咬み合わせを確認させてもらえますか?
見た目は良いけど、良く咬めない・・・?
ここがポイント! その②
正確な咬み合わせの記録が採れるか
- 咬合器を診査・診断・治療に使っている
- ゴシックアーチトレーサーで、正確に咬み合わせの記録を採っている
精度の高い入れ歯の製作や、咬み合わせの診断にはアゴの動きを再現できる咬合器と呼ばれる器械が必要です。
実は、咬合器を日常的に診査・診断・治療に役立てている歯医者さんはとても少ないです。自前の咬合器すら持っていない歯医者さんも多いのです。さらに歯科医の勘に頼らずに、ゴシックアーチ描記法という技術で噛み合わせの位置を精確に決定している歯医者さんはさらに少ないです。
見た目は綺麗でも咬み合わせが狂っていたら、よく噛めません。 お口の中全体を治療する場合は、歯医者さんが任意に咬み合わせを作りますから高度な技術が必要になります。知識と知恵、経験が影響します。
咬み合わせの治療が上手な歯医者さんは、顎関節症の治療が得意な場合が多いです。
- 歯医者さんへの
質問! -
先生は、咬合器をお持ちですか?
今すぐ、見せていただけますか?
先生は咬み合わせのチェックに咬合器とゴシックアーチを使いますか?先生は、顎関節症の治療はできますか?咬合器を使って説明してください。
あなたが決して見ることができない細部まで、
誠実に施術されている保証はありません・・・
ここがポイント! その③
見えてませんよ~!高倍率ライト付き拡大ルーペを使っているか?
歯を削っている歯医者さんの目が、見えてなかったら…。今、あなたの歯を削っている歯医者さんは大丈夫ですか?見えていなければ、虫歯を見逃すのも当たり前です!
歯医者さんが歯を削る時にその精度を決定する要素として、視力はとても重要です。
ちなみに視力は、個人差とともに生理学的な限界があります。その理論的な視力の限界は2.0とされています。しかし、アフリカの一部の方は視力6.0で、1km先の物が見える人もいるそうです。
例えば、ヒトの視力が1.5と仮定すれば、0.1mmの大きさの物体を約25cmの距離で判別できる程度です。(ちなみに髪の毛の太さが、約0.1mmです)
つまり、1.5の視力を持つ歯医者さんが裸眼で診査した場合、その識別能力は0.1mm程度でしかないのです。これは若い歯医者さんだから、もっと見えているわけではありません。(ちなみに、私の運転免許証は眼鏡なしです~!)
歯医者さんが虫歯を見逃す理由は?もはや裸眼では、精確な診査は無理なのです
0.1mm以下の段差やすき間、虫歯などはどんなに注意しても裸眼では「見えていない」ことになります。あなたには、0.1mmって凄いって感じるかもしれません。
でも、虫歯になりにくいとされる銀歯の適合精度(削られた歯と銀歯の隙間)は0.03mm以下なのです。
つまり毎日行う、銀歯や詰め物の適合精度のチェックすら裸眼では不可能なのです。(優秀な歯科技工士さんは、必ず顕微鏡を使って銀歯を製作しています。)
下の写真が提携先、歯科技工士さんの顕微鏡です。倍率は40倍です。
高額治療でも、歯医者さんが虫歯を見逃していたら?拡大ルーペなしでは、精度の高い歯科治療はとても困難です
高価なセラミック冠を被せても、そもそも歯医者さんが虫歯を見逃していたら、あなたが丁寧に歯磨きを頑張っても虫歯は再発しますよね。
精度の高い歯科治療は治療部位を大きく拡大して精確に歯を削り、歯型を採る必要があります。治療が長持ちするためには、とても大切な要素です。
歯医者さんにとって、手先が器用でなければいけないのは当たり前で当然のことだと思います。私の両親は歯科医でしたが、とても器用でした。
歯医者さんは、手先が器用なだけではダメ
でもいくら手先が器用で高い治療技術や最先端の知識があっても、見えていなければ経験や勘に頼って適当に治療することになります。
精密さを求められる歯科治療の場合、あらゆる場面において0.03mm(髪の毛の三分の一)以下が見えていなければいけません。
つまり、現代の歯科治療において、裸眼では必要とされているレベルを満たすことは難しいのです。
ということで、下の写真をご覧ください。当院で活躍中、高倍率のルーペ(拡大鏡)達です。2台並べてありますが、違いが分かりますか?
レンズ(黒い筒)の長さが違います。短い方が6倍、長い方が10倍です。
拡大ルーペにも、種類がたくさんあります。
倍率が高いほど、よく見えます。ちなみに、マイクロスコープに匹敵するほどの10倍の拡大ルーペを使っている歯医者さんはとても少ないです。
これでも裸眼の歯医者さんに、診てもらいたいですか?
裸眼(1倍)と歯科用ルーペ(10倍)では、これほど見え方が違うのです。
長い筒の拡大ルーペを使っている歯医者さんは、少なくとも仕事にコダワリがあるはずです!
高倍率(10倍程度)の拡大ルーペを使用している歯医者さんなら分かるのですが、歯を削る時に倍率10倍は、ピント合わせに苦労します。
倍率が上がるほどピントが合う範囲(焦点深度)が少なくなるからです。倍率10倍で、焦点深度は1センチ程度です。ピントが合う範囲が深さ1センチという意味ですよ。頭が1センチ動けば、ピンぼけです。
歯医者さんは、あなたのために重たい頭をしっかり固定して頑張っているのです。(誰か、肩揉んで~!)
歯は平面ではありません。立体的な歯を削るのです。たった1本の歯ですら、全体にピントが合わないことは日常茶飯事なのです。
経験豊富な歯医者さんは、治療内容や歯を削る場所で倍率を変更しています!
1本ずつならとても良く見えるのですが、ブリッジや連結冠など、多数の歯をバランスよく削る場合には視野が狭い10倍は不向きかもしれません。
当院では症例により使い分け、歯と歯茎の境目部分の最終仕上げなどに10倍を使っています。
あなたにとっては、「なんのことやら分からない」と思いますが、丁寧な仕事って大変なのです。長い筒の拡大ルーペを歯医者さんが付けていたら、真面目な先生です。誉めてあげてください(><)
高倍率拡大ルーペなしの歯医者さんを、私なら選びません…
左の写真の製品は2.5倍、右の写真の製品はメーカー表示4.5倍ですが他社の基準だと8倍程度の倍率に相当します。
より確実な治療を提供するためにも、自分の治療技術を上げるためにも、高倍率ルーペはなくてはならない設備なのです。
拡大鏡が視力や年齢に関係なく診療のクオリティを上げることは、実際に使ってみれば分かります。
高倍率ルーペには、ルーペ専用ライトが必要です。
さらにルーペに付属するLEDライトは、拡大してピントの合っている患部をピンポイントで照らします。
診療台には明るいライトが装備されていますが、口の奥を明るく照らすことが実はとても難しいのです。
ライト付きの歯科用ルーペは裸眼で見えないものを明るく拡大して見ることで治療精度を向上することができます。
良い歯医者さんなら、必ず使用しています。ぜひ歯医者さん選びの参考にしてください。
ここがポイント!
- ライト付き高倍率ルーペを使っている歯医者さんがおすすめです
- 特に、レンズの筒が長いルーペを使っていたら、こだわりが強い歯医者さんの可能性が高いかもしれません(笑)
- 歯医者さんへの
質問! -
先生は歯を削る時、ライト付きルーペを使っていますか?
ルーペの倍率は何倍ですか?
歯医者さんなら誰でも上手に歯が削れると思いますか?
ここがポイント! その④
高倍率で拡大した環境下で、精確に歯を削れるか
- 歯肉を傷つけないで歯を削っているか?
- お口全体を、総合的に治療した経験が豊富!自分と同じような症例を見せてもらいましょう!
そもそもライト付き拡大ルーペを使用しているのが大前提のお話ですが、歯医者さんなら誰でも精確に歯を削れると思ったら大間違いです。頬や舌に挟まれ、暗くて狭いお口の中で大量の水しぶきの中を1センチ四方にも満たない小さな歯を精確に削るのは至難の技です。
さらに、最終的な仕上がりを考えながら、多数の歯をバランス良く削る作業は知識と知恵、経験がないとできません。無限に時間をかけられる訳ではないので、とても苦労します。そして、振動が少なく回転の安定しているドリルや切れ味の良い新しい道具を使うことで、削る精度を上げられます。
さらに、大量のお水で冷やしながら削ることも大切です。歯を削る時に痛いのは、摩擦熱で痛いのです。実は、国産の診療台の多くは注水能力がありません。知覚過敏の原因になりやすいのです。
- 歯医者さんへの
質問! -
お口の中を総合的に治療した症例を、見せてください。
先生の診療台は知覚過敏の予防に毎分50ml以上のお水が出ますか?
嘘だと思うなら歯科技工士さんに聞いてください。
実は、歯型の精度にこだわっている歯医者さんは少ないです
ここがポイント! その⑤
正確な歯型が採れるか
- 歯型を採るときに、歯周ポケットの中に糸を挿入しているか?
- 歯型を取る前に、歯石をしっかり除去しているか?
- 歯茎が引き締まるまでは、歯型を採らないようにすること!歯周ポケットが残ったままで、歯型を採ってはいけません。
精確に歯を削ったら、精確に歯型を採る必要があります。 精確な歯型がなければ、どんなに優れた歯科技工士さんでも精度の高い良質な入れ歯・インプラントは作れません。
怖いのは、仕上がりは綺麗でも精確な歯型で製作されている保証がまったくない点です。不明瞭な歯型で製作された被せ物は、当然ですが虫歯や歯周病のリスクが高まり、治療後に長持ちしません。実は、精度の高い歯型が採れる歯医者さんはとても少ないです。
最近では、光学印象(カメラで写真を撮るだけで、歯型が必要ない技術)が普及してきましたが歯周ポケットの中までは撮影できません。さらに、精度の問題もあります。まだまだ、適応症が限られるのです。
一日で、セラミック冠が完成するというシステムもありますが、個人的にはお勧めできません。
当院でも20年以上前に同様のシステム(セレック)を導入しましたので、新しい技術を否定している訳ではありません。
安かろう、悪かろうでは、意味がないと考えるからです。
- 歯医者さんへの
質問! -
先生は歯型を採る時に、歯周ポケットに糸を2本挿入していますか?
実は、高額治療が高品質という保証はありません・・・
ここがポイント! その⑥
歯科治療は誤差との戦いです!
ブリッジをバラバラにして作っているか
オールセラミック冠では強度が保てない場合に、金属フレームを用いたセラミック冠で対応した症例
実はブリッジ(連結冠)は、最初はバラバラが基本です。
模型とお口の中の歯の位置は、必ず誤差が出るからです。
真面目な歯医者さんは、最終的にすべての被せ物を連結補強する予定でも、基本的にまずバラバラでブリッジを製作します。
それから1本1本の被せ物が正確に定位置に戻るかを確認します。そして、その位置を記録します。これを歯科技工士さんが誤差を最小限にして溶接するのです。
でもオールセラミック冠のブリッジの場合は、溶接ができません。
そこで最終的な被せ物と同じ物を樹脂で製作して仮合わせを行ないます。もしもズレていたら、その場で切断して正しい位置関係に修正し連結固定します。それを、セラミック冠に置き換えるのです。
歯医者さんと歯科技工士さんが手抜きをしないで精度を追求しなければ良い物はできないのです。
でも困ったことに、そもそもどうやったら精度の高い治療ができるのかを知らない歯医者さんも多いのです。
さらに、ズレているのを歯科技工士さんの失敗のせいにする人もいます・・・。技工士さんもガッカリです。
オールセラミックの連結冠の症例
治療内容 | 下アゴ 連結補綴(オールセラミックブリッジ) |
---|---|
治療期間・回数 | 期間:約4ヶ月 約10回 |
費用 | 約120万円 ※インプラント・インプラント上部構造は含まず |
リスクや副作用 | 清掃が不十分だと、虫歯や周囲炎がおこりますので、定期的な検診やメンテナンスが必要になります。 (おおよそ3~4ヶ月に1回程度) |
- 歯医者さんへの
質問! -
先生~、私のブリッジ(連結冠)はバラバラで作るのですか?
歯型を採ったら、いきなり完成ですか・・・?
あなたは根っこの治療後に
レントゲン写真を見せてもらったことがありますか?
ここがポイント! その⑦
不採算な保険診療・・・
手抜きをしてもしょうがない部分にこだわっているか
下の写真をご覧ください。
かかりつけの歯医者さんでは手に負えないと見放された患者様です。保険治療の銀歯や高額治療のセラミック冠が混在しています。
噛み合わせも歪んでいますね。残念な治療結果です。そんなことは、あなたでも見れば分かります。
でも、銀歯や歯肉に隠れた部分の治療の良否までは、あなたには決して分かりません。歯医者さんを信じるしかないのです。
あなたは、根っこの治療後にレントゲンを撮った記憶があると思います。でも、そのレントゲン写真を見たことがありますか?お薬が上手く入ったかどうかの説明を受けたことがありますか?
この患者様は、一度もなかったそうです。治療後の違和感は、自分の歯が悪いためだから仕方がないとずっと諦めていたそうです。
もちろん、虫歯になったのはあなたにも責任はありますが、お気の毒です。
下の写真が、治療前のレントゲン写真です。
根っこの尖端まで、白いお薬が到達していません。(※到達しているように見えても、密に封鎖できないとダメです)
根っこの治療は繊細でとても難しいのですが、残念な治療結果です。
そして根っこの先に、黒い影があります。炎症を起こして、骨が溶けているためです。痛みや違和感の原因です。
下の写真が、根っこの治療後のレントゲン写真です。
すべて、再治療しました。違和感も消失しています。いかがですか?
歯医者さんなら、どこでも高品質な根っこの治療をしてもらえると思っているなら危険ですよ。
少なくとも治療後に、レントゲン写真で説明してもらえる歯医者さんがおすすめです。でも、患者様からこんな話を聞いたことがあります。
かかりつけの歯医者さんに「根っこの治療の成功率は、70%以下だから悪くなるのは仕方がない!」と言われたそうです。これは3本に1本の割合で痛みが出る計算です。
あまりにも成功率が低すぎると思うのですが、私だけでしょうか?小心者の私なら、ストレスで仕事できません。
欧米では根っこの治療費は、たった1本で数十万円必要です。そんな成功率では、訴訟だらけになります。
日本の歯科医療のレベルの低さに、悲しくなります。
下の写真が、治療後です。
根っこの治療、歯周外科手術、審美セラミック治療、インプラント、高度な咬み合わせ治療の総合力を持つ歯医者さんなら、あなたの期待にここまで応えてもらえますよ。
- 根っこの治療でゴムのマスク(ラバーダム防湿)をしているか
日本の保険診療報酬は、先進国の中で最下位です。そのため、すべての治療が薄利多売で、流れ作業になりやすいです。
治療技術の制約も多く、先進的な治療技術も導入されていません。そのような環境の中でも、根っこの治療や歯周病の治療など、基礎治療でも誠実に施術している歯医者さんがおすすめです。
この黒いマスクは、ゴムのシートです。ラバーダムシートと呼びますよ。このゴムのマスクを装着することを、ラバーダム防湿と呼びます。
基礎治療でも、この何のために使用するのかと言うと
- 治療する歯が、一目で分かるので効率的
- 唾液や呼気が、根っこの穴の中に流れこまないので感染リスクが減る
- 根っこの消毒をするためのお薬が、お口の中に流れ込まない
- 小さな治療器具を、誤ってお口の中に落とす危険がない
- 唾液や呼気が治療する歯にくっつかないので、歯を補強したりする時に、湿気で接着剤の強度が落ちるのを防止できる
などです。
- 歯医者さんへの
質問! -
根っこの先まで、お薬が入っているかレントゲン写真で説明してください
壊れない入れ歯やインプラントはありません
ここがポイント! その⑧
想定外のトラブルに対応した経験があるか
入れ歯やインプラント治療の経験が長くなり、症例数が増えると、想定外のトラブルに遭遇します。その経験を積み重ねることによって治療技術が研鑽されていきます。
日々のノウハウが蓄積されて、より壊れにくい入れ歯・インプラントの製作が可能になります。
- 歯医者さんへの
質問! -
先生はインプラントの経験年数20年以上、1,000本以上の埋め込み実績がありますか?
歯科技工士さんにも聞いてみてください
実は、歯医者さんの技術力を一番理解しているのはパートナーである歯科技工士さんです。
匿名でかかりつけの歯医者さんが提携している、歯科技工所さんに問い合わせをしてみてください。 歯医者さんの技術力を一番身近で見て知っていますよ。とても、おすすめです。