「警告！歯を削りすぎる歯医者さんには注意してください！」
「歯医者さんがこっそり教える、真面目な歯医者さんの選び方」
上アゴの奥歯の写真です。
仮の歯を外したところです。
黒い部分がありますが、これは虫歯ではありません。
以前に詰められていた銀歯の影響です。
アマルガム合金という、水銀の化合物です。
アレルギー等身体の不調、の原因になります。
日本ではつい最近まで、使われていました。
遅すぎますが、やっと使用禁止になりました・・・。
さて話を戻します。
今日はセラミック冠の装着です。

もう一枚の写真を見て下さい。
横から見たところです。
下の歯が解りやすいですが、歯肉が下がっています。
今回の上の歯も同様です。
治療中の歯は、上アゴの右側から２番目です。

このように歯肉が痩せて、
歯と歯茎の境目の位置が下がった場合は、
セラミック冠を被せる時に、
歯と歯茎との境目まで歯を削ると
削った後の知覚過敏が出やすくなります。
理由は、歯茎に近づく程、
歯髄と呼ばれる神経組織に近づくからです。
ということで、下の写真を見て下さい。
金属の先端に注意してください。段差がありますね？

この方の歯は、歯と歯茎の境目が摩耗しています。
そこで、今回は解りにくいですが、
金属の先端付近で削るのをストップしました。
下の写真が装着後です。
何となく、境目が解りますか？

よく患者様からお聞きする話ですが、
セラミック冠を被せた後に知覚過敏になると困るので
神経の組織を除去する歯医者さんが多いそうです・・・。
もしかして、あなたも心当たりがありませんか・・・？
治療後にしみたりしないので、あなたは良さそうに感じるかもしれません。
でも注意してください。
神経組織を除去された歯は枯れ木と同じです。
とても弱いのです・・・。
強い力がかかると、折れてしまいます。
折れたら抜歯の運命です・・・。
とても寿命が短くなるのです。
歯医者さんで銀歯を被せてもらう時には
できる限り神経組織を保存してもらう事が大切です。
あなたが歯医者さんで歯を削ってもらう時には、
歯医者さんにお願いして下さい。
「先生～！奥歯なので
できるだけ歯と歯肉の境目まで、
削り過ぎないでください！」
削りすぎた歯は元には戻せませんので、
是非参考にしてくださいね。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。