「電気自動車に３００万円払うのに、
20年以上使える入れ歯に１００万円は贅沢ですか？」
「歯医者さんがこっそり教える、真面目な歯医者さんの選び方」
下の写真を見てください。
70代の患者様です。

歯肉が痩せて、歯と歯茎の境目が露出して
見た目は悪くなりましたが
現在特に、気になる所はありません。
但し、今はお元気でも
いつどんなことが起こるか解らない年齢です。
もしも寝たきりになって、
歯がダメになったらもう通院出来ないかもしれません・・・。
そこで人生最後の治療として、
再治療を、計画しました。
この患者様は、奥歯が入れ歯になっています。
入れ歯を外すとこんな感じです。
解りにくいですが、歯の裏側に精密加工が施されています。

入れ歯を装着すると、こんな感じです。

この入れ歯は保険治療の入れ歯のように、
歯の表側に金属製の留め金はありません。

実はこの入れ歯は、私が23年前に製作しました。
後どのくらいこの入れ歯が使用できるのか、
とても興味がありますが
おそらく数年で前歯が折れてくるはずです・・・。
その時に、この患者様が通院できる健康状態だとは限りません・・・。
入れ歯を支えている前歯が折れたら、食事がとれなくなります。
「転ばぬ先の杖」という諺もあります。
と言うことで、今回は残された歯が折れても
簡単な修理で使い続ける事ができる
ドイツ式入れ歯を計画しています。
ドイツ式入れ歯のレジリエンツテレスコープ式部分入れ歯の説明は
下記を参照してください。
★「残り少ない歯を、有効活用できる最先端部分入れ歯
レジリエンツテレスコープとは？」
70歳以上の入れ歯のあなた、
もしもの時に備えて、まだまだ元気なうちに
しっかり長持ちする入れ歯にしておく事をお勧めしますよ。
今まで頑張ってくれたあなたの身体です。
人生最後の入れ歯に、１００万円は贅沢ですか？
ちなみに、23年前の治療費は109万円です。
費用対効果は、一日120円、
1食あたり40円です。
たった1食あたり４０円の投資で、
快適に食事が出来た計算になります。
入れ歯の治療費が１００万円と聞くと、
ビックリする人が多いのですが
保険の治療費が異常に安いだけで、
先進国では、当たり前の治療費です。
逆に、日本の自費診療の価格は安い方です。
その証拠に、都心の医院では
海外から医療ツアーの患者様がたくさん来院していますよ。
日本の歯科治療費が、飛行機代を入れても割安だからです。
中高年の皆さん、
入れ歯の悩みから解放され、
歯の事なんて忘れて、
温泉にでも出かけて
美味しい物を好きなだけ食べて、
余生を楽しまれてはいかがですか？
1日たったの１２０円ですよ・・・。
そのかわり、入れ歯の上手な歯医者さんにお願いして下さいね・・・。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。