さて今回のお話は
「あなたもやっぱり、インプラントを入れるなら!
東京の先生ですか?」の続編です。
前回は、わざわざ東京の歯科医院まで通われたのに、
残念な結果に終わっている方が多いというお話でした。
写真の方も、某有名インプラントクリニックで治療された方です。
患者さんは、知らされていませんでしたが、
ほぼすべてのインプラントが歯周病になっていました。
もちろんこのような残念な結果になったのは、
あなたが悪いのではありません。
ある意味仕方のない事です。
前回のブログの続きでお話すれば
この患者さんは、
たまたま通院していた歯医者さんがインプラント治療が出来なかった。
そして、紹介先の先生は東京で開業されていた。
その先生は、宣伝のために本を書いていて、大学教授の肩書があった。
素直なあなたは、私の言葉より肩書のある先生の言葉を信じてしまう。
治療を担当した先生は、自分の治療したインプラントが
短期間で歯周病になったとはあなたに話しづらい。
紹介してくれた先生にも、申し訳ない。
そもそも、インプラントを埋め込んだだけで、
咬みあわせなどの総合的な治療の質が良くなかった。
無理な設計が、多いように思います。
歯科医が、あなたの無理な治療の要求に
答えすぎているのかもしれません。
出来ないことは、引き受けないのも
あなたのためなのです。
おそらく、そんなところだと思います。
偉そうな事を言ってますが、私もさんざん失敗しています。
でも、ちゃんとやり直してますよ。保障してますから
失敗しない人間なんていませんから。
そして、ダメになる原因は少なからず、あなたにもあるのですから。
そもそも、インプラント治療自体が
無理のある治療法なのですから・・・。
大切な事は、患者さんにダメなものはダメと
隠さずに説明することです。
責任の所在を明らかにして、協力していけば良いのですから。
この写真の方は、患者さんの希望通りに、
グラグラしている歯だけを
苦労して補強後
丈夫な仮の歯を製作しました。
その後、きちんと治療されるのなら、
咬みあわせのズレの修正のために
総合的に治療が必要ですと説明したら
来なくなりました。
今頃、どうしてるのでしょうか?
東京に戻ったのでしょうか?
どちらを選ぶのかは、あなたの自由ですから、気にしてませんが・・・。
そんなに、東京まで通いたいなら、
専門家が選ぶインプラントの専門家をいくらでもご紹介しますよ。
東京近郊やこちらから引っ越しされる患者さんを、
いつも紹介していますから。
いつでも相談にのりますから、利用してください。
ではまた。