生涯にわたって健康に過ごすためのメンテナンス
東北大学の研究では、残っている歯の減少とともに脳も萎縮し、脳機能が低下すると報告されています。
また、しっかり噛める人は自立した生活を送れる可能性が高くなることもわかっています。
自分の歯はもちろんですが、適切な入れ歯やインプラントで咀嚼する能力を維持することは、心身の健康にも大きく影響するようです。
入れ歯の汚れが原因で誤嚥性肺炎になることも
入れ歯の汚れをそのままにしておくと歯石のように汚れが表面にこびりつき、お口の中の細菌の格好の棲み家になります。入れ歯のクリーニングや口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防にも欠かせません。
当院では、入れ歯をお使いの方に適したグッズや上手なお手入れ方法をていねいにご指導します。お年寄りのMFT(口腔周囲筋トレーニング)、嚥下・咀嚼訓練なども行っています。いつまでも健やかで充実した毎日を送るために、予防歯科をお役立てください。
死亡原因の第三位!入れ歯と肺炎の関係。
あなたの入れ歯がカビだらけかもしれないって知ってますか?
下の写真をご覧ください。総入れ歯の患者様です。
上の入れ歯の裏側です。
入れ歯の表側も汚れていますが、裏面を見てびっくり...
入れ歯の土台、ピンク色の部分に、白や、黒の汚れやヌルヌルがこびり付いています。
この白い柔らかい汚れはデンチャープラークと呼ばれる歯垢、硬くてとれない物は歯石、黒い汚れの正体は黒カビです。そしてヌルヌルは、カンジタ菌です。
お口の中は、温度36度、湿度100パーセント。細菌がとても繁殖しやすいのです。
入れ歯の汚れの中には目に見えない細菌が多く存在し、臭いの原因になります。入れ歯は樹脂(レジンという材質)でできています。
樹脂(プラスチックみたいな物)は硬くてツルツルのようですが、目に見えない穴がたくさん開いています。
吸水性や吸着性が有り、唾液や細菌が染み込みやすいので歯垢や歯石が付着するのです。
ヌルヌルは、カンジタというカビ菌が増殖している可能性が高く、歯肉炎や、部分入れ歯で残っている歯が歯周病になります。入れ歯の痛みの原因となります。台所の排水溝のヌルヌルと同じですよ・・・。
そして、高齢者のあなたに知ってもらいたいことがあります。それは肺炎のリスクとの関係です。
厚生労働省によると、肺炎にかかって亡くなる人の割合は主な死亡原因で亡くなる方全体の9.4%を占め、悪性新生物(がん)の28.7%、心疾患の15.2%の次に多くなっています。
日本では、肺炎は高齢者の死亡原因としてイメージが定着していますが、実は世界では、肺炎は若年者の病気として知られているのをご存じですか?
日本人と世界の人の違いは、いったいどこにあるでしょう・・・?入れ歯やお口の中の汚れが全身の病気と深く関わっているのです。
特に高齢者において誤嚥性肺炎を起こし死亡するケースが多数報告されています。入れ歯がカビだらけなら、リスクが高くなるのも当然です・・・。
世界の常識は、歯医者さんは定期的にお掃除に通うところでも日本人は、痛くなったら通うところ・・・あなたも心当たりがありませんか?
特に総入れ歯になったら、歯医者さんなんか入れ歯が壊れたり、痛かったりしなければ何年も行きませんよね・・・?
誤嚥性肺炎という病気は細菌を含む唾液や食べ物が誤って気管から入ってしまうことにより発症します。
食べ物を飲み込む力や噛む力などの衰えによって、健常者ならば細菌が誤って肺の中に入ろうとするならば、咳をして吐き出すことができますが、高齢者は吐き出す力が弱いだけでなく、反射が低下しているためむせることもなく、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうのです。
特に高齢者になると脳梗塞や脳出血、認知症で体が思うように動かず、噛むことや飲み込む事が難しくなります。高齢者の誤嚥性肺炎の典型例です。誤嚥は何度も起こすのでとても辛く、体力を奪っていきます。さらに高齢者は肺炎にかかっていても発熱も起こらないために発見が遅れ、結果として重症化することが多いのです。
少しでも肺炎のリスクを減らすため定期的な入れ歯やお口のメンテナンスを是非お勧めします。
参考までに誤嚥性の肺炎の症状は、発熱、咳、膿のような痰が肺炎の典型的な症状です。
でも無症状でなんとなく元気がない、食欲がない、のどがゴロゴロとなる時も要注意です。あなたや、あなたのご家族は大丈夫ですか?
最後に、得する情報を少しだけ!これを見てください。
当院で7年前に製作した総入れ歯の裏側です。汚れもヌルヌルも皆無です!3ヶ月に一度のメンテナンスに必ず来院されています。
歯医者さんで、三ヶ月に一度の「抗菌・除菌コーティング週間!」
入れ歯の臭いが気になるあなたへ!
世界初の入れ歯の抗菌・除菌・消臭コーティングをお勧めします
栃木県第一号での導入です。その名は「ピカッシュ」です。
「ピカッシュ」とは、入れ歯に"ナノ銀コーティング"を施す世界初の技術です。
ピカッシュナノ銀コーティング技術でニオイ・ヌメリの原因菌を元から断つことができます。
また、入れ歯のみではなく、マウスピースや矯正装置にも使用が可能です。3ヶ月に一度を目安にコーティングを行うことで、毎日のお手入れは、ブラッシングしながら水洗いのみでOKなので、とても楽チンですよ。もちろん、潔癖症のあなたは洗浄剤を併用されても大丈夫ですよ!
歯科医院でのコーティング自体は、1回わずか15分程度ですので、3ヶ月に1度の習慣として、"抗菌・除菌"をおこなってみてください。
入れ歯や矯正装置の汚れやニオイが気になっていた方も、ピカッシュによるコーティングでお手軽に汚れやニオイが気にならなくなったと評判です。
以下は、メーカーのサイトからの引用です。
ピカッシュの効果と特徴
私たちが着目したのはAg+と呼ばれる銀のプラスイオンです。銀はかなり以前から義歯の素材としても用いられており、口内環境を安全かつ健康に保つためになくてはならない素材。
防腐・殺菌力に優れる銀の魅力を、より強く引き出したのが、Ag+です。Ag+は安全性も高く、近年はさまざまな製品や食品にも用いられるほど。
これをナノサイズという、顕微鏡でも見えないくらいの細かい粒子にし、入れ歯全体に塗布することで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
さらに魅力的なのは、一度塗布すると数ヶ月以上もの間、継続的な効果が期待できるということです。
その効果は、第三者機関でも証明されています。市販の洗浄剤や、磨くという従来のお手入れ法だけでは落としきれなかった入れ歯ニオイやヨゴレも付きにくくなるため、水洗いなどの簡単なケアで済むというのもポイントです。
安全性と持続性に優れているため、口の中に入れたままでも安心というのも魅力です。
いかがですか?
では、実際の流れです。
- 入れ歯をお預かりしたら、強力な酵素洗浄剤を使って超音波洗浄します。
- 歯科技工士さんが、艶出しします。
- 入れ歯を専用容器に入れます。
- これが専用液です。
- 器械に入れます。
容器に注ぎます。
後は扉を閉めて、スイッチポンです。
入れ歯以外もOKです。下の写真は魔法のマウスピースです。
頭痛・肩こり・腰痛も緩和されます!実は、私のマウスピースです。早速、ナノコーテイングです。栃木県、第一号です。
マウスピースは、このまま飲み物は大丈夫なのでコーヒーを何度も飲みましたが、着色しません!
ナノコーティング恐るべし!入れ歯のあなた!いつやるの?今でしょ!古っ!
無理なく続けられる歯の予防、クリーニングをご提案します
欧米では、歯科医院の受診者の80%以上は定期検診と歯のクリーニングで来院されます。
痛くないときにこそ歯科医院を受診することで、継続的にお口の健康を維持することができます。
ところが日本では痛い時にしか受診しない方がほとんど。これが日本が歯科後進国と称されるゆえんです。
当院では、病気になる前に未然に防ぐ予防に力を入れており、来院者の半数以上は定期検診とメンテナンスの方です。
入れ歯治療やインプラント治療を受けられた方も、メンテナンスで良好なお口の状態を維持されています。ご家庭でのお手入れも無理なく続けられるように、ブラッシング指導もていねいに行います。
お得な会員制度をご用意していますので、継続的に良い状態を維持されたい方はぜひご検討ください。
予防歯科メニュー
PMTC
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)とは、歯の専門家(歯科医師、歯科衛生士)によるクリーニングです。
ペーストを歯面に塗り、専用機器で磨き上げることで、虫歯や歯周疾患の原因となるバイオフィルムを除去します。ホワイトニングを組み合わせることもできます。
エアフロー
エアフローとは水と超粒子を混ぜたものを歯の表面に吹き付けて、ジェットの力で汚れを吹き飛ばすクリーニング方法です。ジェットクリーニングとも呼ばれます。
歯磨きでは落とせない歯周ポケットの内側や、取り外しのできないブリッジやインプラント付近の汚れも落とすことができます。
スケーリング
スケーラーと呼ばれる専用器具で、歯肉や歯周ポケットから歯垢や歯石などを除去します。
超音波を利用したスケーラーで歯石が簡単に除去でき、痛みもほとんどありません。
ブラッシング指導
虫歯や歯周病の原因のほとんどは、ブラッシング不足です。
当院では、一人ひとりのお口の状態や歯並びなどに合った正しいブラッシング指導を歯科衛生士がていねいに行っています。