咬み合わせの専門的な治療にも取り組んでいます
正しい咬み合わせとは、筋肉がリラックスした状態で正しい位置で噛める状態です。人間の身体は、どの部分からみてもバランスがとれていて、左右・前後どちらにも片寄らないことが理想です。
院長はIPSG包括歯科医療研究会に所属し、咬合治療や顎関節症の治療にも取り組んできました。身体全体に影響を与える咬み合わせの治療は、最も重要で基本的な歯科の分野と考えて力を入れています。
咬み合わせは全身の健康に大きく影響します
咬み合わせが悪いと毎日の食事で咀嚼・嚥下(噛んで飲み込むこと)をする中で、いろいろなところに問題が出てきます。実は心筋梗塞や胃潰瘍、手足のしびれ、不定愁訴などは咬み合わせの不具合から来ることがあると言われています。
たった1本の歯の治療から、咬み合わせ全体が狂うこともあります。原因がわからないのに体に不調のある方は、一度咬み合わせをチェックしてみることをおすすめします。
実は歯医者さんは、
咬み合わせの知識にとぼしい人がほとんどです
証拠は、顎関節症の治療が得意な歯医者さんが少ないことでも良く分かります
「実は、歯医者さんの多くは咬み合わせの知識がないって知ってますか?」
私の医院は、咬み合わせでお悩みの方がたくさんお見えになります。
- どこの歯医者さんに行っても、咬み合わせ良くならないんです
- どこで噛んでいいのか、自分でも分からないのです
- もうあきらめているんです、鬱になりそうです
- アゴがガクガクするんです
- アゴがコキコキ音が鳴るんです
- 口を開けると、アゴが痛いのです
- 口を大きく開けると、アゴが痛いのでお寿司が食べられません
- 耳鼻科の先生に、咬み合わせを歯医者さんで診てもらいなさいと言われたんです
などなど、多くが顎関節症の症状です。でもこれを読んでいるあなたは、
「だからそれがどうしたの?」
「歯医者なんだから、咬み合わせの異常なんてすぐ治せるでしょ」
って、当然思いますよね?
でもここだけの話ですが、実は歯医者さんのほとんどは咬み合わせの知識はありません。
正確には、ほんの少ししかありません。
その証拠に、少し考えれば分かりますが、お悩みの患者様はすでに何件もの歯医者さんに相談しているのです。
耳鼻科や整形の先生にまで。
少し説明しますね。
例えば、あなたは銀歯を被せたことがありますか?
銀歯を被せる時の咬み合わせの調整は、上下の歯の間に、赤いインクのついた紙を挟んで「カチカチ、噛んでくださ~い」って、歯医者さんが声をかけたら、あなたが適当に噛みますよね?
すると歯医者さんが、高い所を調整してくれます。
歯医者さんは、銀歯に付いた赤いインクの場所を削っているのですが、ほとんどの歯医者さんは技工士さんが作った銀歯の高い所をただ削っているだけです。
その程度の知識です。あなたにもできますよ…。
もちろん、私もそうしてます。「だったら、お前だって同じじゃね~か」って思いますよね。
その通りです。私も適当です。もちろん、冗談ですよ。
咬み合わせの知識のある歯科医と他の先生との違いはどこにあるかと言うと、簡単に言えば2つあります。
- あなたが噛む場所が分からなくても(適当でも)私は、あなたの正しい咬み合わせの位置を見つける方法を知っている。
そして、その位置で銀歯の調整ができる。 - アゴの関節の異常(顎関節症)の知識があり、治療法を知っている。
という点です。
なんだかよく分かりませんよね。だって、あなたは自分の噛んでいる位置が悪い位置だなんて思っていませんから。
多くの歯科医は、咬み合わせの調整をする時にあなたが、適当に噛んだ位置を基準にしています。つまりあなたが、習慣的に噛んでいる位置を基準にしているのです。
あなたは、「それのどこが悪いの?」って、思いますよね。
もしこれを歯医者さんが読んでいたら、あなたと同じ意見の歯医者さんがほとんどですよ。
よく考えてください。もしもあなたが無意識に噛んでいる位置がズレていて、間違った場所で噛んでいたらどうなりますか?間違った位置で、銀歯の高さを調整してるんですよ…。
銀歯がたくさん入っていれば、どんどんズレていきますよね。
困ったことに、ほとんどの歯医者さんは何の疑いもなく、あなたが噛んだ場所を正しい位置だと思って銀歯を調整しています。
私は、初診時に必ずあなたの咬み合わせを簡単に診査しています。
すると多くの人の咬み合わせにズレがあるのです。参考までに、特にこんな人にズレが多いですよ。
- 歯医者さんでたくさん治療を受けている人、お口の中が銀歯や詰め物だらけの人
- 歯並びが悪い人、下の奥歯が内側(舌の側)に倒れている人
- 親知らずが悪い位置に生えている人
- 出っ歯の人
- 正面から見ると下の前歯が上の前歯で隠れてしまう人
などなどです。
でも、初めて私にアゴのズレを指摘された、多くの人は、こんな風に考えていますよ。
「別に私はこのままでも気になりませんよ。だってずっとこの咬み合わせだったから…」
「このままで、治療しなくても良いです」
みたいな感じです。もちろん、あなたの自由にしてください。
でも咬み合わせが原因で、頭痛、肩こり、腰痛などなど、さまざまな原因不明の不定愁訴が起きてくるのですよ。
大きくずれている患者さんのほとんどが首や肩のコリ、腰痛、ひざ痛、偏頭痛を抱えています。そして、バランスが崩れて噛む力が集中した歯からヒビが入り、虫歯や歯周病が悪化して歯を失うのです。それが、咬み合わせが原因だと気がつかないで…。
それに正直、咬み合わせの治療はとても難しいのです。できれば私も引き受けたくありません。やりがいはありますが、苦労も多いのです。そのため、顎関節症の治療はほとんどの歯科医はできません。
ウソだと思うなら、かかりつけの歯医者さんに質問してください。「先生は、顎関節症の治療ができますか?」って。ほとんどの歯科医院は、「うちでは、やっていません」「大学病院を紹介しますね」って、答えますよ。
つまり、「私は咬み合わせの知識はありません」って、言っているのと同じなのです。
参考までに、50代の男性患者様です。
診査すると、大きく咬み合わせがずれていました。ご本人もどこで噛んで良いか分からないそうです。
特徴その1
特徴その2
特徴その3
この方は、他の歯医者さんで「このままで、我慢するしかない」と言われたそうです。
でも、ご本人も慣れてしまっているので、問題の深刻さに気がついていません。抜けている歯だけ治してもらえれば良いそうです。
そう思うのも仕方がありません。奥歯を失っていく本当の原因が、咬み合わせのズレによる過度な力だと知らないのですから。理屈はこんな感じです。
その①
- どこかの歯だけに強い力が集中する
- その歯にヒビが入る
- ヒビに虫歯菌が入り込む
- 虫歯になる
その②
- どこかの歯だけに強い力が集中する
- 歯の周りの組織がダメージを受けて、歯周病になる
そして歯を失うのです。
実は虫歯や歯周病、顎関節症の原因は咬み合わせの不良によるものが多いのです。あなたの咬み合わせは大丈夫ですか?
治療は咬み合わせの診断からスタートします
咬み合わせの診断は、まず咬合器による検査から行います。また歯に莫大な力がかかる歯ぎしりがあるかないかを調べます。
歯にかかる力やその影響で、虫歯や歯周病が起きてないかをチェックすることで、お口の中の咬み合わせのバランスを知ることができ、それに基づいた治療や予防のプランが作れるのです。
被せ物や入れ歯の製作でも咬合器が活躍しています
当院では、補綴物や入れ歯を製作するときも咬合器を使い、咬み合わせを重視しています。
患者さまの正確な咬み合わせのデータに合わせて、模型を咬合器に取り付け、そこから被せ物や入れ歯・インプラントを作ることでお口にぴったり合ったものが完成します。
これを持っていない歯医者さんには行かない方が良いです
右の写真の器械は、何だか分かりますか?
きっと歯医者に関係するものですよね?すぐに分かった人は、歯科業界の人か、真面目な歯医者さんに出会えた幸運な人ですね!
実は、これがあなたが通っている歯医者さんが、真面目な歯医者さんかどうかの決め手になるほどの超~大事な器械なのです。
その名前は、「咬合器」と言います。
私たちがあなたの歯を作ったり、咬み合わせの不具合を診断したりする時に使用する器械です。
この器械を使用する目的は、人間のアゴは非常に複雑な動きをするのですが、その動きを忠実に再現することが可能なので、
- 正確な咬み合わせの診断が可能になります
- あなたの歯を作る時にアゴの動きに調和した歯を作ることが可能になります
- 精度の高い歯を製作することが可能になります
正確な咬み合わせの診断や精度の高い歯を製作するためには必需品なのです。歯型の模型を装着するとこんな感じになります。
現在私の医院では、このタイプの器械を好んで使用しています。ドイツのカボ社製の器械です。
なぜこれを選んだのかと言うと
- 頑丈であること
- 精度が世界最高と評価が高いこと
です。
だって頑丈じゃないと、器械そのものが変形して、正確な診断ができなくなるからです。当然、それで作る歯も精度が悪くなりますよね。そして、そもそも最初から精度が悪ければ意味ありませんから。
現在、販売されている咬合器の中では、この器械に勝る製品はありません。ちなみに、この器械は備品も入れれば1台40~50万円します。
高いようですが、このドイツの器械は頑丈で、世界一の精度で作られているために、模型の部分だけを患者さんごとに入れかえられるため、最低本体が1台あれば兼用できるのです。すごく経済的です!
でも私は3台を使い分けています。もう一台は、自費専門の技工所さんに当院専用で預けています!歯科オタクなので…。
あなたにとっては、何のことやら?って感じだと思いますが、こだわって仕事をしようとすると、これ以外の器械では、患者さん一人に付き1台の器械が必要になるのです。
1台、数万円~100万円以上もするのですよ。
こちらの写真は、当院の棚の奥で寝ている咬合器たちです。
これで三分の一くらいです。世間でよく使用されている、猫の歯でも作るため、みたいな、安い咬合器まで入れたら100台以上ありますよ。
あなたには申し訳ありませんが、最高精度の咬合器は保険診療では使えません。自費診療でのみ使用しています。
だって、この器械に歯型を装着するだけで、材料費だけで1万円かかるのですよ。
参考までに、保険で製作する銀歯の値段は1本およそ4,500~9,000円です。
あなたが歯医者さんだったら、この器械を使いますか?
でも私は気まぐれなので、好きな患者さんには赤字ですが保険でも使います。(笑)
威張っている患者さんには使いません。
冗談はこのくらいにして、本題です。
あなたが歯医者さんで高額な治療をお願いする時には、歯医者さんに質問してください。
- 先生は、咬合器をお持ちですか?
- その咬合器を見せてもらえますか?
- 私の歯は、きちんと咬合器に装着して製作してもらえるのですか?
喜んで見せてくれたら少し安心してください。まずは第一関門突破ですよ。
実は、咬合器を持っている歯医者さんはとても少ないのです。
持っていても、下の写真のような簡易的なものばかりです。猫の歯でも作るのでしょうか?ニャ~オ ニャ~オ!
大きさはこんなに違うんですよ。
でも、これを使っているのは、まだましな方なのです。
ほとんどは何も使わず、両手で歯型を持って、手で合わせて作っているのですから。
どんな歯ができ上がるのでしょうか?まさに手を合わせてお祈りですね。
歯医者さんが悪いみたいに聞こえてしまうかもしれませんが、保険治療ではある意味仕方がないのです。でも高額な自費診療では許されません。だって良い物を作れませんから。
だから、必ず確認してくださいね!そのために、あなたは高額な治療費を払うんですよ。だから、良い物は高いのですよ!
私は、良い物しか作りたくないのです。保険では無理なのです。
歯医者さん選びは難しいですね。
歯医者さんがあなたに知られたくない、
咬み合わせ治療が得意な歯医者さんの見分け方
とても優れた咬合器という道具ですが、実はこの器械だけでは、本来の性能を100%発揮することができないのです。ある道具を使って、ある作業をしてあげないといけないのです。その道具が下の写真です。
名前をフェイスボウと言います。こんな感じで使います。
何か大変そうですが、痛くも痒くもありませんよ!5~10分程度の作業です。
この作業を、フェイスボウトランスファーと呼んでいます。
何のためにこの作業をするのかと言うと、この咬合器という器械は、あなたの歯型が正確に身体の中心の軸に一致した、器械の中心に装着されて初めて、100%の性能が出せるのです。
そのために、身体の中心の軸とアゴの位置を正確に記録する必要があるのです。
間違った位置に歯型が装着されると、デタラメな咬み合わせになってしまうのです。
下の写真は、咬合器に入れ歯を製作するための模型が装着されているところです。きちんと、器械の中心に装着されていますね!
参考までに、下の写真を見てください。
前歯が向かって左側に傾いているのが分かりますか?
この写真のように、たとえ咬合器を使用して歯を作っても、身体の中心の軸と異なった位置に傾いて歯型が装着されていれば、でき上がりも傾いてしまうのです。
宝の持ち腐れですよね。何となく分かりますか?
難しいことは私に任せてもらえれば良いのですが、私の医院に通院できないあなたのために、真面目な歯医者さんの見分け方をこっそり教えますね!
歯医者さんで高額な治療をお願いする時に質問してくださいね!
- 歯医者さんへの
質問! -
先生の医院は、咬合器をお持ちですか?
フェイスボウトランスファーもしてもらえますか?
真面目な歯医者さんなら、喜んで説明してくれますよ~!
それ以外の歯医者さんは、目が点になります。(笑)
実は、この作業(フェイスボウトランスファー)をしている歯科医師の数は、日本では5%以下と言われています。
セミナー講師をされてるような高名な先生や、学会の認定医を自慢している先生ですら、ほとんどやっていません。
なぜそんなことが言えるのかと言うと、有名な先生が歯の製作を依頼している歯科技工士さんが私の知人だからです。そもそも学会の認定医なんて、まったくあてになりませんよ。そんな肩書より、やるべきことを真面目にやってる先生がおすすめですよ。
もちろん、自己流はだめですよ!(笑)もし私で良ければ相談してください。
これでも結構真面目に仕事してますから~
顎関節症の診療も行います
顎関節症は、歯並びや咬み合わせが悪いことだけでなく、生活習慣やストレス、姿勢の悪さなど、さまざまな要因により顎関節や関節まわりの筋肉が不調和を引き起こして発症すると言われています。
アゴのあたりに違和感を感じても何科を受診していいのかわからない、という方が多いようです。当院は口腔外科出身の院長が、その知識や経験を活かした的確な咬み合わせ治療を行いますので、心当たりのある方はご相談ください。
頭痛、肩こり、腰痛が、
咬み合わせの不良で起こることがあるって知ってますか?
なぜこんなお話かというと、最近こんな患者さんが増えているのです。
耳鼻科や整形外科、整体、鍼灸、等々の先生からの紹介や、それらの先生から歯科の受診を勧められたという方々です。依頼の内容は、咬み合わせを調べて欲しいというものです。
あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、「顎関節症」の治療依頼です。
顎関節症とは耳の前にある、お口を開けると動く、アゴの関節の不調のことです。
主な症状として
- 耳の前のアゴの関節から、コキコキ音がしたり、ガクガクする
- 耳の前のアゴの関節付近の痛みがある
- 口が開かない(25ミリ以下)
などが代表的な症状です。
そして、顎関節症の患者さんのほとんどが、実は、頭痛、肩こり、腰痛などの悩みを抱えているのです。
あなたは、肩こりの原因が、歯から来ているなんて今まで考えたことないですよね?
実はすべてではありませんが、咬み合わせの不調が全身の健康に悪影響を与えていることも多いのです。
理由を簡単に説明しますね。お猿さんから、人間は2本の足で歩行するようになりました。
人間は、背骨のてっぺんに重たい頭が乗っかっています。それが、お猿さんから進化して、重たくなった頭を効率よく運ぶのに好都合だったのです。でも、頭の重さは5~8キロもあります。その重たい頭を、バランスをとりしっかり支えてあげるのは、実は結構、神技なのです。
だって想像してください。細い棒の上に重たいボーリングの球を乗せて、朝起きてから寝るまで絶妙にバランスを採り続けてるのですよ。それも無意識に、全自動で。人間ってすごいですね~。まさに精密機械です。
そのまさに精密機械の心臓部、脳を守っている、重たい頭蓋骨を支えているのが首の周りの筋肉なのです。実はその大切な首の周りの筋肉がストレスを溜めてしまうと、全身の健康にも悪影響を与えてしまうのです。
普段は意識しませんが、人の体は別々に組み立てられているわけではありません。皮膚や血管、各器官の筋肉などさまざまなもので繋がっています。左右一対になっている臓器の片方を手術で取り除いた結果、身体のバランスが崩れ、いろいろな箇所で問題が起こるというのはよく聞きます。
顎関節症の患者さんを観察していると、右側の肩こり~左腰の痛み~右ひざの痛みというように対角線で不調が出ている方が多いのです。
「ふ~ん、そうなんだ~!」
「でも、首の筋肉と咬み合わせって関係ないでしょ?」
と思われているあなたに、ここまでの復習です。
二足歩行の人間は、
- 重たい頭を支えるのに、首の周りの筋肉が重要な役目をしている
- 人間の身体は精密機械で、すべてが高度にバランスされていることが重要
- 局所の不調が全身に影響を与えてしまうということがある
などでした。
では、それが咬み合わせとどう関係しているのか?のお話です。「重たい頭を支えるには、首の筋肉が効率良く働かないといけない!」
「それが、首の筋肉にストレスを溜めない秘訣」ということまでは、何となく理解できていますか?
そこで、あなたに質問です。その問題の首の筋肉ですが、頭がい骨のどこにくっついているのか知っていますか?
答えは、後方は頭がい骨の後頭部、前方は下アゴに付着しています。そして、問題は下アゴに付着している筋肉なのです。なぜなら、下アゴは頭蓋骨に固定されていないから。
だって、口を開いて話をしたり、ごはんを食べなきゃいけませんから、とっても不安定なのです。
そんな不安定な下アゴを安定させたい。そこで人間は考えました。身体のバランスを保ちたい時には、しっかり咬み合わせることを。
つまり、咬み合わせのバランスが悪いと下アゴが安定しないのです。おまけに、首の筋肉どころかアゴの筋肉までストレスを溜めこんでしまうのです。
簡単に確かめたければ、片足立ちのタイムを、口を開いた状態と、しっかり噛んだ状態で比較してください。口を開いていたら身体は安定しませんから。
歯を失った高齢者の転倒も、咬み合わせの不良ときっと関係しています。以前、NHKテレビでも入れ歯の方で実験していましたよ。入れ歯を入れた状態と、外した状態の歩行の比較です。
外した状態では、フラフラと不安定な歩行になっていました。
今回のお話のタイトル、「頭痛、肩こり、腰痛が、咬み合わせの不良で起こることがある!」という理由は、
- 重たい頭を支えるためには首の周りの筋肉が重要な役割をしている
- 咬み合わせの不良がアゴの筋肉や首の周りの筋肉の緊張を招く
- その局所の筋肉の緊張がドミノ倒しのように全身に波及していき、まったく関係ないと思われる場所に症状を発現させてしまう
ということなのです。
理解していただけましたか?