インプラントデンチャーの基礎知識
留め金などがないので審美性が高く、自然に見えるので入れ歯を気にせず話したり笑ったりすることができます。美しさや快適性も求める方、お仕事や趣味に積極的に活動したい方に適しています。
一般的なインプラントのように固定式ではなく取り外しができるので、清掃性に優れています。万が一、寝たきりなど介護状態になっても口腔ケアが行き届き、患者さまにもメリットの大きい入れ歯でしょう。
当院では部分入れ歯にも適応範囲を拡げていますが、この治療法は、主にすべての歯を失った総入れ歯の方に応用されるものです。数本の(上顎2~4本、下顎2本程度)のインプラントに 入れ歯を固定する装置をつけて、入れ歯を安定させる治療法です。
審美性や快適性も高く、比較的少額な投資で大きな効果が期待できる入れ歯の参考例
下顎専用のミニインプラントの症例です
インプラント治療の中では、おそらくもっとも少額で提供されているタイプです。術後13年経過良好です。
通常の入れ歯と比べると、インプラントにより入れ歯の沈み込みが抑えられるので格段に強い力で噛むことができます。さらに、入れ歯の浮き上がりも防止しますから、会話もしやすくなります。
当院が選ばれるもう一つの理由です!
入れ歯とインプラントの長所を合わせ持つ【インプラントデンチャー】
歯医者さん選びのコツ!
よく見かけるレベルのインプラントデンチャーの一例
下アゴにインプラントを2本埋め込みました。そこに、入れ歯を支える維持装置を装着します。術後13年経過良好です。
インプラントデンチャーは、インプラントと入れ歯のメリットを生かした入れ歯です。
入れ歯の裏側に維持装置を取り付け、インプラントに固定させるので非常に安定した、違和感の少ない入れ歯を作ることができます。
総入れ歯がよく外れるという方には、ご覧の画像のように最小限2本のインプラントを埋入するだけで格段に安定性が増します。本数も少なく済み、身体の負担も最小限で安心です。
さらに、当院では部分入れ歯の症例にインプラントを併用したり、すでに埋め込まれているインプラントを有効活用して、より使いやすい部分入れ歯の製作に力を入れています。
総入れ歯の方から部分入れ歯の方まで、さらにすでにインプラントが埋め込まれていて、別の歯が抜けてしまいインプラント以外の治療法を検討されているあなたに、とても有効な治療法と言えます。
しかし、自信を持っておすすめできる高機能な入れ歯なのですが、注意点もあります。
この入れ歯は、歯医者さんにしっかりとした入れ歯の知識がないと上手くいきません。
よくある失敗は、総入れ歯が苦手な歯医者さんが安易に「インプラントを埋め込めば何とかなるのでは?」と勘違いしておすすめするケースです。インプラントはあくまで総入れ歯の補助です。総入れ歯が得意な歯医者さんにお願いするのが成功の秘訣です。
他院では、見ることができないインプラントデンチャーの一例
天然の歯とすでに埋め込まれていたインプラントを、有効活用しました。取り外し式のブリッジ感覚の部分入れ歯です。術後7年経過良好です。
こちらの動画がインプラントデンチャーですのでぜひご覧ください。
インプラント治療と入れ歯治療、
両方に精通しているからこその選択肢、
インプラントデンチャー
他院では、真似できない当院の強みです
初診時のレントゲン写真です。とても難しい症例です。インプラント周囲炎を起こしている部位もあります。
某有名自費専門クリニックの治療です。初診時の状態です。前歯に見た目の悪い仮の歯が装着されていました。
当院で、上アゴのみ再治療しました。天然の歯とインプラントを有効活用した入れ歯です。治療終了時の状態です。
過去10年間、歯が抜けるたびにインプラント治療をすすめられて来たそうです。
もうインプラントが嫌になって、前医にも不信感を持ち、インプラント以外の選択肢を求めて来院されました。上段が治療前、下段が治療後です。
最近では、自費入れ歯(ドイツ式入れ歯・スマイルデンチャー・コンフォートデンチャー・ミラクルデンチャーなど)を宣伝している医院が増えてきましたが、ご覧のような、インプラントと天然の歯を組み合わせた、複雑なドイツ式入れ歯(テレスコープ式部分入れ歯)の症例実績を持つ医院はとても少ないです。
理由は、インターネットで「入れ歯専門」と宣伝している医院の多くは、インプラント治療の経験が少ないからです。
一方で、最近はインプラント治療が普及し、多くの医院で導入されています。
でも、50代でインプラント治療を受けて、その方が70~80代で再治療になった時、多くの人が入れ歯治療を選択されます。
体力が衰えたり、怖い外科処置が嫌だからです・・・。
そんな時、入れ歯治療に精通している歯医者さんでも、インプラント治療が苦手だと、せっかく埋め込んであるインプラントを入れ歯の支えに効果的に利用できないのです。
とても、もったいないです・・・。そして、インプラント治療ばかり勧める歯医者さんは入れ歯治療が苦手です。
嘘だと思うなら、歯医者さんに質問してください。
インプラント治療ばかり勧める歯医者さんには、「先生、ドイツ式の精密入れ歯の症例をたくさんお持ちですか?」みたいな感じです。
入れ歯ばかり勧める歯医者さんには、「先生、インプラント治療の実績は1,000本くらいはありますか?」みたいな感じです。
実際の症例写真を、見せてもらうことが大切ですよ。最近はメーカーが提供している症例写真もありますから。
調べてみれば分かりますが、入れ歯治療もインプラント治療も高いレベルで提供できる歯医者さんはとても少ないのです。そもそも、どちらの治療も苦手な歯医者さんがほとんどです・・・。
全身の健康を支える入れ歯
歯ごたえのある食べ物と認知症の関係
現在お使いの入れ歯に満足されているあなたは、こんな調査結果をご存じですか?
何でも噛めると感じている入れ歯であっても、元の歯があったときと比べると、噛む力(能力)は 20%以下と言われているのです。
噛めると思っていた入れ歯は、もしかしたら無意識のうちに、 入れ歯で噛める範囲の食べ物を選んでいるだけという、寂しい生活をしているのかもしれませんね。
昔大好きだった歯ごたえのある食べ物を、今の入れ歯で楽しめますか?
歯が残っている人と比べると、歯がない方(入れ歯の方)の方が、やわらかくて高カロリーな糖分の多い食事をする傾向にあります。
よく噛めない入れ歯で食事をすることにより、成人病になりやすい食べ物を摂取する傾向になりやすいのです。
噛めないことにより、身体全体の健康に大きく影響してくるのです。よく言われる当たり前のことですが、 人間の身体は、食べるものからつくられています。
今お使いの入れ歯は、身体に良い物を食べられますか?そして歯ごたえのある食べ物は、脳の血流を促進し、認知症予防にもなるのですよ。
インプラントデンチャーは、応用法しだいでは最小限の投資で大きな効果が期待できる治療法の1つです。
入れ歯で悩んでいるなんて、人生の時間がもったいないですよ。ぜひお気軽にご相談ください。