こんにちは、目黒歯科医院です。
今日は歯科で間違った知識のお話をしていきたいと思います。
前に歯磨きの前に、フロスをしっかり使いましょうと、ブログで書かせていただいたと思いますが、どうでしょうか?
フロスは使用していますか?
さて、今回何故冒頭からいきなりフロスのお話をさせていただくかというと・・・。
某掲示板のまとめブログでスタッフがこんな話を見たそうです。
内容は少しぼかして書きますが。
虫歯にしないためには、朝晩の歯磨きをしっかりやって、後はこまめに口をすすぐだけでいい。
こう主張していた方が居たそうです。
ちなみに、その方は自称・歯科関係者では無い若い方だそうです。
正直いいますと、この主張は鵜呑みにしてはいけない主張です。
この方が言うには、フロスの効果がしっかり書かれている文献がないからフロスは無意味、という主張で、歯ブラシでしっかり磨いて口を漱ぐだけで良いというものでした。
文献が無いからやらないくて良いというのもどうなんだろう、という話です。
また歯医者で染出しをして、フロスを入れてもらったことのある方は知っていると思いますが、フロスで歯間の汚れはかなり取れます。
また、口をすすいだだけでプラーク(歯垢)が取れると思っていたら大間違いです。
某会社様が出している水の歯間ブラシの機械も、正直食べかすが取れるだけで、プラークはとれていません。
前に紹介させていただいたエアフローというすごい水圧とパウダーが入った機械でならきれいに取れますが、そのエアフローでさえもパウダーが入っていないと、きれいに汚れを落とすことができません。
それほどまでにぺったりとついているプラークが、口をすすいだだけで落ちる事はありません。
それで落ちていればまず、虫歯はなくなっているでしょう。
ネットにはさまざまな主張や意見、知識が落ちています。
そして、それらを簡単に手に入れることが出来ますが、その中で、正しい知識かどうかの判断は難しいです。
今回は某掲示板の間違った知識の話をとりあげましたが、本当に歯科医療従事者が丁寧に返答をしているような内容の時もあります。
もし、本当に、この知識はあっているの?
と疑問に思った方は、しっかり専門の方に直接きいてみるのが一番良いです。
もし、間違った知識を正しい物だと認識して、自分の健康のためにと、ずっと間違ったことを続けていたら、将来残念なお口の中になってしまうかもしれません・・・。