「危険です、歯を失いますよ・・・!
治療途中で、
歯医者さんに行くのをやめないでくださいね!」
質問です。
もしかしてあなたは、歯医者さんで治療途中の歯を、
忙しいからって、そのまま放置していませんか・・・?
それも数か月以上も・・・。
さらに、歯医者さんが治療途中の歯に
プラスチック性の、仮の歯を装着してくれたので
治療が終了したと勘違いしていませんか・・・?
特に、歯の中の神経を抜かれている歯は
痛みや、冷たいお水でも、しみたりしないので
ついつい、放置されやすいのです・・・。
下の写真を見てください。
左下の写真です。
一番奥の歯が欠けています・・・。
これはプラスチックの仮の歯です。
それが欠けたのです。
この方は、
何だか最近、歯がザラザラする」
とお見えになりました。
「この歯は、他院で治療途中なのですか?」
とお聞きしたら、
「もう治療が、終わってると思っていた・・・」
とお答えになりました・・・。
幸い、レントゲン写真では
仮の歯が割れている奥歯は、軽傷の虫歯で済みました。
しかし、手前の糸切り歯は・・・
下が、レントゲン写真です。
根っこが、縦に割れています・・・。
残念ながら保存不能です、抜歯です・・・。
この2本は、同じように仮の歯で保護されていました。
しかし、糸切り歯は割れて、奥歯は割れていません。
なぜでしょう?
理由は、この患者様の奥歯は
神経組織が除去されていたのです。
私のブログでも何回か書きましたが、
歯の中の、神経組織が除去された歯は脆いのです。
枯れた木と一緒なのですよ・・・。
参考までに、読んでくださいね!
★「どこの歯医者さんでもやってくれる根の治療で、
実はその歯医者さんの良心が、バレテしまいます・・・。」
★「歯医者さんで神経を抜くって言われたら、こんな質問をしてください!」
神経組織を除去した後は、歯が割れにくいように、
しっかりと補強をしておく事が大切です。
最近では接着剤が進歩して、
神経組織が取り除かれた穴を、
樹脂で強力に補強できるようになりました。
今度、ご紹介しますね。
この患者様も、治療をやめないでしっかり補強していたら
きっと、歯を失う事は無かったと思いますよ・・・。
あなたの、歯は大丈夫ですか?