「痛くない歯医者さんの見分け方、
　知ってますか？」
さて、質問です。
あなたは、歯医者さんは好きですか？
虫歯で、苦労した事が無い人以外は、
歯医者さんが好きな人は,
少ないですよね・・・。
歯科業界の人間としては悲しい事ですが、
あなたにとっては、
あまり楽しい場所では無いようです・・・。
では、あなたの歯医者さんが
嫌いな理由は何ですか？
たくさんありますよね・・・？
そもそも、痛い時に行く人がほとんどですから、
何をされるか、恐怖と不安がありますよね・・・。
歯を削る時の、痛みはもちろん嫌ですよね・・・、
その他にも、
歯を削る時の、振動
歯を削る時の、キーンという音
歯を削る時の、変な臭い・・・
消毒薬？みたいなお薬の変な味、臭い・・・
女性のあなたは、歯を削る時の水しぶきで
お化粧が、台無しですよね・・・。
せっかくセットしてきた、ヘアスタイルも乱れちゃうし・・・
嫌な事だらけですね・・・。
という事で、今回は、
良い歯医者さんの選び方　その①
として、「痛くない歯医者さんの選び方」
についてお話してみます。
まずは、麻酔のお話です。
あなたの歯医者さんが嫌いな理由として、
「麻酔がきらい～」
って、人も多いですよね・・・。
もちろん、麻酔されると、
しびれで、顔が腫れているような感じも嫌ですが
そもそも、麻酔の注射が怖いし、痛いですよね・・・。
歯医者さんが、治療中に痛くないように
善意でやっている、麻酔注射が痛いんですよね・・・。
だって、針を刺しますから・・・。
すいません・・・。
でも、
良心的な歯医者さんは
あなたの痛みが少なくなるように、
麻酔注射の時、こんな工夫をしていますよ。
①麻酔薬は、身体に入る時
冷たいと痛みを感じる場合が多いので、
体温くらいに調整しておく
②麻酔の注射の針は、
出来るだけ細い針を使用する
当たり前ですが、太いと痛いですよね・・・。
③針を刺す前に、
針を刺す部位を、表面麻酔という
塗るタイプの麻酔薬で麻痺させておく
女の子が、自分でピアスの穴を開ける時に
氷で冷やして耳たぶを麻痺させますよね。
それと、同じ理由です。
④できるだけ、麻酔薬はゆっくり注入する
速く注入すると痛いのです・・・。
⑤針を刺す部位（唇）を、引っ張って緊張させておく。
粘膜を引っ張って、緊張させておくと、
針が一気に貫通するので、痛みが少ないのです・・・。
　その他にもいろいろ小技がありますが
意外と大切なのが、あなたが油断している時に
さりげなく針を刺しちゃいます・・・。
よく子供に注射する時、この作戦を使いますよ・・・。
大人のあなたにも、
あなたがいろいろ考える前に刺しちゃいます・・・。
過去の嫌な事をいろいろ妄想されると、
ますます痛くなりますから・・・。
では、参考までに
これが、表面麻酔です。


そして、これが世界最小の極細の注射針です。

数字が書いてありますね

３３Ｇというサイズです。
数字が大きい程、細くなります。
注射針の内径が細いので、
注射する場所によっては
注入する時の抵抗が大きいので
握力が無い女の先生は大変なのですよ・・・。
そのために、こんな器械があります。
電動注射器です。

先っちょに、極細針がつきます。
髪の毛くらいの太さですね。

電動注射器もいろいろありますが、
これは元祖で、ずっと使用しています。
　以前は海外メーカーのコンピューター制御の
もっと優れものを使用していました。
でも、
日本では売れなかったのか
販売中止になって、
消耗品の供給が停止して、
使用不能です・・・。
日本の保険治療では、
採算が採れないから
売れなかったのでしょう・・・。
日本は、安物しか売れません・・・。
低報酬で、赤字になるからです・・・。
麻酔をするたびに、赤字になります・・・。
だから、
節約で麻酔をしない先生も多いのですよ・・・。
麻酔の時間も節約できますから・・・。
時間＝お金です・・・。
薄利多売が保険診療です・・・。
話を戻します。
こんな流れですよ。
この歯の処置です。
表面麻酔をしっかり塗ります。

私はあなたの唾液で指が滑らないように、
ガーゼでつまんで引っ張ります。
そして、チックン・・・です。

あなたが歯医者さんで、
麻酔の時に、痛い思いをしないために
歯医者さんにお願いしましょう。
「先生、表面麻酔をたっぷりしてください～」
幸運を祈ります・・・。
実は、表面麻酔を置いてない医院も多いのです・・・
ではまた。
ＰＳ，そもそも麻酔をしてくれない先生は、論外です・・・。