「受け口で、
　矯正中のお子様をお持ちのお母さんへ！
　これを守らないと、またお金かかりますよ・・・。
　あなたの子供の、悪い舌癖の見分け方」
　なぜこんなタイトルかというと、
以前もブログで書きましたが、
受け口の治療には
次の３つが必要ですと書きました。
復習しますね。
①お口の中に上の前歯を
前に押し出す矯正装置を装着する。
②お口の外から、下アゴの成長と
　アゴを前に出す癖を修正する、
チンキャップという帽子を着用する
③舌で、下の前歯を押す悪い癖を
修正する、舌の筋トレを毎日実践する。
　そして治療後に大切な事は、
受け口の人は、
舌で、下の前歯を押す癖があります。
その癖を直さないと、
また下アゴが出てしまうのです・・・。
　せっかくお金をかけて治療して、
受け口が治ったのに、
何年かしたら、
また受け口に逆戻りする事が良くあるからです。
そして、そんな子供さんにはこんな特徴があるのです。
歯医者さんも知らない人がほとんどですよ・・・。
こっそり、あなただけに教えますね。
　お母さんのあなたでも、すぐ判断できますから
覚えておいてくださいね。
では、実際の症例で説明しますね。
　下の写真は、実は反対咬合の治療後です。
治療前の写真が、見つかりませんでした。
県外から紹介で来院されました。
当時７歳の可愛い女の子です。

　上の前歯は、
下の前歯の表側に来ていますね。
正常ですね。
　でも専門家の私が見れば、
写真の向かって右側の乳歯の前歯が、
反対のままです・・・。
１度目は、
こんな装置を入れて、
上の前歯を、前に押し出しました。
この装置は、床矯正装置と言いますよ。

その後、３年が経ちました。
１０歳です。
また、反対咬合に逆戻りです・・・。

横から見ると

参考までに、７歳のときはこうでした・・・。

　せっかくお金をかけたのに・・・。
お母さんも、がっかりですよね・・・。
　お金の苦労を知らない本人は、
ケロッとしていますが・・・。
そして、この子がお口を少し開くとこんな感じです。
よく観察してください。
下が、閉じた状態です。

少し、開きます。

　今日は、あなたに質問する前に、
鏡の前でやって欲しいことがあります。
　鏡の前で、上の写真の様に、
少し口を開いてください。
そして、上の写真と
自分のお口の中を見比べてください。
言われればすぐに解る、違いがありますよ・・・。
どこだか解りますか？
　正解したら、
先着５名に、１万円の商品券をプレゼントしますよ！
うそです・・・。
　あなたのお口と、
この写真の子供との違い、
気が付きましたか・・・？
　答えは、
上下の歯の間から、この子は舌が見えています。


あなたのお口は、見えていないはずですよ。
もし見えてたら、悪い舌の癖がありますよ・・・。
　そんな人は、
受け口じゃなくても、
咬みあわせのバランスが崩れている場合が多いですよ・・・。
首や肩がこってませんか・・・？
あなたは、大丈夫ですか？
　
　繰り返しますが
受け口の人は、
舌で下の前歯を押す癖があるのです。
その癖を治さないと、
下の前歯が押されて
また反対咬合
に戻ることがあるのです・・・。
　あなたのお子さんが、
反対咬合の場合、
少し、口を開くと
ほぼ間違いなく上下の歯と歯の間から、
舌が見えますよ・・・。
　そして、この子の２回目の治療です。
こんな装置を入れました。
３Ｄリンガルアーチと言いますよ。

　この針金の力で、
裏側から上の前歯を押すのです。
　そして、３か月後です。
なんとか下の前歯を飛び越えましたね。
女の子なので、見た目も特に重要です！

　今度は、舌は見えませんね！
本人にも、お母さんにも厳しくお話してます。
　お母さんも、またやり直しでお金がかかるのは
もう嫌なので、真剣です・・・。
　
　軽度の反対咬合なら、
簡単なマウスピースと、
舌のトレーニングで簡単に治りますよ。
　舌の異常に気がついてくれる歯医者さんに、
すぐに相談してくださいね。
　ちなみに受け口の治療は、
４才くらいからできますよ。
簡単な、マウスピースを使います。
　医院により価格は違いますが
ネットで検索すると、
５千円～１０万円くらいです。
　私の医院では、５千円です。
安すぎますね・・・。
　
　舌の悪い癖の見つけ方
是非、参考にしてくださいね。