栃木県佐野市の入れ歯・インプラントの駆け込み寺、難症例にも対応

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歯医者さん選びで、失敗したくないあなたへ!知らなきゃ損する、歯科業界の裏事情・・・。

「歯医者さん選びで、失敗したくないあなたへ!
 知らなきゃ損する、歯科業界の裏事情・・・。」
以前の記事で、
真面目な歯医者さんの見分け方を書きました。
 誤解されると困りますが、
私の記事は、同業者を悪者にしたいのではありません・・・。
日本の医療が、低レベルなのです・・・。
その原因の多くは、保険医療制度にあります。
 誰でもお金の心配をしないで、
受けられるようにと、作られた保険制度ですから、
良い点もありますよ。
 でもあなたは知らないと思いますが、
世界一、低報酬の制度でもあるのです。
 当然ですが、
厳しい制約の中で、
やりくりしなければいけないのです・・・。
最善の医療は、望むべくもありません・・・。
 欧米先進国の、
10分の一~20分の一の、料金なのです・・・。
 インターネットで、
いくらでも情報が検索できますから、調べてください。
事実です。
 保険の効かないセラミックの歯が、
10万円と聞くと、あなたはびっくりするかも知れませんが、
 先進国中、最低の治療費ですよ・・・。
フランスでは、平均20万円です・・・。
 例えば日本人の、ほとんどの人のお口の中には
銀歯と言われる被せ物が入っています。
 これを読んでいるあなたのお口の中にも、
きっと入っていますよ・・・。
正式には、
パラジウム合金という、
日本特有の代用金属です・・・。
先進国で、この金属を使用している国は無いはずです・・・。
ドイツでは、パラジウム合金は
妊婦、乳幼児、妊娠の可能性のある女性には
使用禁止です・・・。
 あなたが知らないだけで、
国が認めているから、仕方がありませんが
安かろう、悪かろうの制度なのです・・・。
 何年か前に、コストを抑えるために
日本の歯科医や歯科技工所が、
中国に銀歯の製作を、外注していました。
 その金属の中に、
有害な物質が含まれていて、問題になった事もありました。
 世界一低い診療報酬で、やりくりしなければ、
経営が成り立たないので、必死なのでしょう・・・。
当たり前ですが、
低報酬で質を高めるのは、至難のワザなのです・・・。
歯科医療は、ミクロン単位の精度が要求される医療です。
 それを、世界一安い、
保険医療費で追及するのは、無理なのです・・・。
 質の高い医療は、そもそも大学の授業でも、
教えてくれないのですから・・・。
では、本題です。
 あなたも経験があると思いますが、
歯医者さんで銀歯を入れてもらう時
歯を削って、ソフトクリームみたいな材料で歯型を採りますね。
それに、模型材(多くは、医療用の石膏)を注入します。
 以前の記事でも書きましたが、
歯科医療は、誤差との戦いなのです。
 精密な銀歯を作るためには、
精度の高い歯型が、不可欠なのです。
 歯型を採る材料の精度が大切な事は、
以前書きましたね。
そこで、今日のお話です。
当然ですが、
歯型を作る模型材にも、精度が要求されるのです。
歯型を作る模型材は、主に医療用の石膏を使用します。
これもいろんな種類があり、
①普通石膏
②硬石膏
③超硬石膏
等があります。
強度(硬さ)が違うのですが、
歯型の製作には、最低でも硬石膏が望ましいのです。
硬い程、良い歯型が出来ます。
そして、値段も高くなります。
 節約する医院では、
普通石膏で歯型を製作している所もあります。
 別に、法律に違反している訳ではありませんよ。
何を使用するかは、歯科医の自由です。
 精度が落ちますが・・・。
でも、保険の報酬で考えれば妥当かもしれません・・・。
 そして歯型の精度に関して、もう一つ問題があります。
 良質な模型材(出来れば超硬石膏)を、
使用するだけではダメなのです。
使用法が間違っていれば、精度が上がらないのです。
 ご存知かと思いますが、
 石膏は、粉末にお水を入れて混ぜ合わせると、
化学反応で硬化します。
 そして石膏の性質で、
かたまる時に、膨張するのです。
これが問題になります。
膨張しすぎると、本物の歯よりも、
大きな歯型が出来てしまうのです・・・。
最初から、ぶかぶかの銀歯の出来上がりです・・・。
隙間だらけで、
接着剤が溶けだして虫歯の原因になるのです・・・。
その石膏の膨張に、影響を与えるのが、
石膏の粉末に混ぜ合わせる、お水の量なのです。
 使用する石膏に合わせた、
正確なお水の量が重要なのです。
 さらに、粉と水を均一に混ぜ合わせる時に、
空気が混ざらない程、
気泡の無い、硬い良質な歯型ができるのです。
 歯型採りの記事と同様に、
日本ではいまだに、
ゴム製の器に石膏とお水を入れて、手で混ぜています・・・。
こんな感じです・・・。
445.jpg
ユーチューブの動画を見ましたが、
手で混ぜる方が良いなどと、
お話している歯科医も居ました・・・。
私に言わせれば、・・・です。
日本のレベルが・・・。
 精度の高い医療は、
顕微鏡レベルの仕事が、要求されるのですよ・・・。
 肉眼で見えるような、
気泡のレベルの話では無いのです・・・。
 真空攪拌機に、
人間が勝てるはずが無いいのです・・・。
それでは、下の写真を見てください。
海外では、当たり前の真空攪拌機です。
これは、3代目です。
私の医院では、
先代からですから30年前から、
使用しています。
453.jpg
専用の容器に石膏を軽量して入れます。
これは、超硬質の石膏です。
446.jpg
上から見ると
447.jpg
これに正確にお水を軽量して、注入します。
448.jpg
器械に装着して、スイッチ、ポンです。
449.jpg
誰でも簡単に、気泡がゼロの石膏が練りあがります。
誰でも、簡単に出来る事が大切なのです。
450.jpg
そして、強力なバイブレーターにかけて、
慎重に石膏を流し込みます。
451.jpg
そして、十分な厚みの模型を製作します。
石膏をケチりません。
452.jpg
いかがですか?
日本では、真空攪拌機は普及していませんが、
海外では当たり前ですよ・・・。
手でなんて、練りません・・・。
あなたの、かかりつけの歯医者さんに質問してください。
「先生、歯型の材料の石膏を混ぜるのは
 難しいのですか?」
って、
「スイッチ、ポンで誰でも出来ますよ」
って答えてくれたら、大丈夫です。
真面目な歯医者さん選びの参考にしてくださいね!
ではまた。

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