栃木県佐野市の入れ歯・インプラントの駆け込み寺、難症例にも対応

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12年間、歯周病の治療に通ったのに「そろそろ、総入れ歯ですね」と言われてお嘆きのあなたへ!

下の写真をご覧ください。
50代女性の患者様です。

「もう一度、口を大きく開けて笑いたい!」との思いで遠方から入れ歯の相談で来院されました。あちこちの歯がグラグラです。患者様ご自身も、総入れ歯の覚悟はできているそうです。

かかりつけの歯医者さんには12年前から歯周病の治療で通院されているそうですが、

「そろそろ、総入れ歯かなぁ・・・」

とも言われています。

下の写真が、かかりつけの歯医者さんが制作した部分入れ歯を装着したところです。

保険の入れ歯は、咬むと支えの歯を引き抜きます。自動抜歯装置です!

よくある保険診療の入れ歯です。

保険診療ですから、仕方がありませんが、このタイプの部分入れ歯は、残された歯の寿命を短くします。当院では、お勧めしていません。

さて、この患者様のお話をお伺いして、疑問に感じる事があります。

  • 12年間も真面目に、歯周病治療に通っていたのにも関わらず、何故治らないのか?

*あなたは、ビックリすると思いますが、歯周病治療が得意な歯医者さんはとても少ないです。

歯周ポケット内を、殺菌水やレーザー光を照射して殺菌する等、いろいろな新しい方法が試されていますが、見えない歯周ポケットの奥深くまで、根っこの表面にこびりついた歯石を殺菌、除去するのは困難です。

外科的に歯肉を開いて除去する技術が無いと治りません。歯周病は細菌が原因ですが、お薬だけでは完治は難しいのです。歯周外科が得意な歯医者さんじゃないと、歯周病の完治はとても難しいです。

この患者様は、何の疑問も持たずに定期的に通院されていたのですから、とても残念です。少なくとも、12年前なら救える歯がもっと有ったはずです・・・。

でもあなたは12年も待つ必要はありません、かかりつけの歯医者さんに質問してください。

「先生は、歯周病の治療は得意ですか?」
「歯周外科は、できますか?」

みたいな感じで、充分です。

遠慮なんて要りませんよ。

  • かかりつけの歯医者さんには、保険の入れ歯以外の選択肢は無いのか?

*実は多くの歯医者さんは、入れ歯治療が苦手です。

その証拠に、この患者様は保険治療以外の選択肢について提案されていませんでした。そして保険診療の入れ歯は、歯の寿命も短くなります。歯に引っかけられた銀色の留め金が、咬むたびに歯を引き抜くからです・・・。せめて、保険診療の入れ歯の弊害を患者様にお伝えすべきではないでしょうか?

  • かかりつけの歯医者さんは「そろそろ、総入れ歯かなぁ・・・」との事ですが、見た目も悪くて、歯がグラグラで噛めないのに、一体全体いつまで不自由なままで、待たせるつもりなのでしょうか・・・?

*悪気は無いのかもしれませんが、世界には優れた治療法が沢山あります。もし自分や家族が患者様と同じ状況なら、「そろそろ、総入れ歯かなぁ・・・」で済ませるのでしょうか・・・?自分の力では手に負えないなら、転院を促すのも患者様のためだと思います。とても、残念です。

  • かかりつけの歯医者さんには、「骨が薄いので、インプラント治療はできない」と言われたそうです。

*確かに、骨が薄いとインプラント治療の難易度は高くなります。でも、不可能ではありません。かかりつけの歯医者さんには難しいのかもしれませんが、患者様の選択肢を奪うようなコメントには注意すべきだと思います。

下の画像が、レントゲン写真です。インプラント治療をお勧めする訳ではありませんが、インプラント治療が得意な歯医者さんなら、問題無く対応可能です。

話を戻しますね。

ご相談の結果、インプラントや入れ歯の利点・欠点を考えたうえで、今回は入れ歯治療を選択されました。当院は、入れ歯もインプラント治療も得意です。あなたが嫌な治療法を押しつける事はありません。ご安心下さい。

では、治療の経過を少しご紹介します。下の写真は、上アゴの噛み合わせの面です。6本の歯が残っていますが、歯周病で3本の歯は保存不能でした。

そして、下アゴの噛み合わせの面です。

まずは、下の前歯がグラグラで抜け落ちそうなので、下の歯を、仮の歯に置き換えました。

この患者様は、反対咬合の方で下の前歯が目立ちますがあくまで、応急的な仮の歯ですから最初は仕方がありません。でも、患者様にはとてもお喜び頂きました。

写真撮影で、唇を排除していますから下の前歯が目立ちますが、普段は下唇で隠れてしまうから気にならないからです。

そして、上アゴに仮の入れ歯を装着しました。

その後、下アゴも仮の入れ歯に変更しました。
少しは、見た目も改善されましたがまだまだ修正します。

仮の入れ歯の内側には、上アゴに3本、下アゴに4本の歯が残っています。抜歯をしているので、歯肉が安定するまでは新しい入れ歯の制作に入れません。沢山の歯を抜歯した場合は、約1年程度は待つ必要があります。

その待ち時間を利用して、最終的な入れ歯を想定してもう一つ仮の入れ歯を制作しました。

下の写真が、二つ目の仮の入れ歯です。これをたたき台にして、最終的な入れ歯を制作します。

個人情報なので、お顔の写真はお見せできませんが横顔のバランスが、かなり改善されています。

反対咬合の方は、鼻の下のボリュームがどうしても寂しくなりますが、今回は、取り外し式の入れ歯ですから自由に膨らみを改善できます。

入れ歯の利点の1つです。

下の写真が、仮合わせの画像です。上アゴの前歯の裏側です。反対咬合を改善するために、元の歯の位置よりもかなり前方に人工の歯を並べています。

治療法には、利点も欠点もあります。あなたの理想に合わせて、お選びください。時間をかけて、しっかりアドバイスさせて頂きます。

歯医者さん選びは難しいですね。

ではまた。

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