「激安？治療費総額１００万円の部分入れ歯が壊れたお話を聞いてください。」
下の写真を見てください。
いったい、これは何でしょう？
正解したら、1万円をプレゼントしません。

実はこれは、部分入れ歯の留め金です。
素人のあなたには、違いが良く解らないと思いますが
よくある保険診療の留め金とは少し形が違いますよ。
修理のために特別に製作した部品です。
ということで今日は、入れ歯の修理のお話です。
下の写真は、下アゴの部分入れ歯です。
この留め金が、折れたのです。
こちらは破損していない、左側になります。


下が破損している右側の写真です。
製作した部品を埋め込むために、削って大きな穴が空いています。
見るも無惨な状態です・・・。

そこに最初にお見せした、この部品を仕込むのです。

下の写真は、お口の中で位置を決めて樹脂で固定したところです。

そして、仕上げます。

いかがですか？どうにか綺麗になりましたよ。
この入れ歯は、咬みあわせの面が貴金属で加工されています。
見た目が悪いので、最近は少なくなりましたが、
実はこの方法が、咬みあわせの狂いが最も少ないのです。
見た目をあまり気にされない方には、とてもお勧めです。

でも横から見ても、咬みあわせの面の金属は見えません。
留め金も、普段は下唇に隠れるので目立ちませんよ。


この患者様は、私が約２０年前に下の前歯も含めて部分入れ歯を製作しました。
まだこの方が50代の頃の治療です。
時間が経つのは早いですね、ついこの間のようです。

残された歯の寿命を延ばす補強

ちなみに、この下の前歯6本は裏側を金属で連結補強しています。
歯を失って、部分入れ歯を装着する場合には
残された歯に何らかの留め金を付けて
入れ歯を固定しなければいけません。
でも、入れ歯で咬むたびに、留め金を付けられた歯には強い負担がかかります。
当然、残された歯の寿命が短くなるのです。
それを最小限に抑えるために、残された歯の補強が必要なのです。
たとえ虫歯の無い歯でも、必要なら削ります。
冠を被せて補強するのです。
その甲斐もあって、この患者様は治療後２０年間で１本の歯も失っていません。
部分入れ歯のベテランのあなたなら経験があると思いますが、
部分入れ歯を装着すると２～３年おきに１本、
また１本と大切な歯を失っていませんか？
あなたが歯を失った原因は、
部分入れ歯の留め金を付ける歯を適切に補強してないからです。

ちなみに今回が、初めての修理になりますが、
まだまだ、使えそうです。
参考までに当時の治療費用が、約１００万円です。
２０年間、
一日も休まず
毎日２４時間、働いてくれました。
１００万円÷２０年＝年間５万円
１日あたり、１３８円の投資になりました。
１日３回の食事なら、１食あたり４６円です。
そしてまだまだ使えるので、
ランニングコストは今後もどんどん低くなります。
今まで保険治療の経験しか無いあなたが、
治療費に１００万円と聞くと、
驚かれるかもしれませんが
高機能で高品質な治療なら、ごく当たり前の金額です。
この入れ歯は、当院の専門であるドイツ式入れ歯ではありませんが、
入れ歯先進国ドイツでは、高機能な入れ歯を作れば、
ベンツやポルシェが買えるくらいの治療費が必要と言われています。
１００万円では、中古の軽自動車程度の治療費です・・・。

　海外では、歯を失うことは
手の指を失うことと同じくらいの重大事件です

だから当たり前のように、大切な身体に迷い無く投資します。
あなたは、手の指を失った時、
元に戻すのに１００万円かかるとしたらどうしますか？
もったいないから、
痛くて、
見た目が悪くて
使い物にならなくても、
安い指を選びますか？
もちろん、経済的に大変な時期もあるでしょう。
無理する必要はありません。
でも余裕があるなら、是非とも身体に投資してください。
車を買い換えるのを少し我慢するだけです。
そのほうが遙かに充実した人生を送れると思いませんか？
車を新しくしても、あなたの身体は健康にはなりません。

　入れ歯は、贅沢品ではありません
あなたの身体の一部、人工臓器です

全身の健康は、お口の健康から始まるのです。
痛みが無く、
違和感も少なく、
楽しく、美味しく食事が出来て、
見た目も良くて若返る入れ歯が
１日たった１００円程度の投資で手に入るのです。

あなたは欲しくないですか？
そろそろ、あなたの価値観を変えてみませんか？
入れ歯で、悩んでいる時間がもったいないですよ。
今は情報があふれています。
かかりつけの歯医者さん以外も、
いろいろと検索してくださいね。
あなたが、良い歯医者さんに出会える事をお祈りしていますね。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。