「入れ歯専門医院だから、後悔はさせませんよ」
下の写真を見て下さい。
これは、舌の写真です。
よく見ると、舌の真ん中に擦れたような傷があります。

前から見ると、こんな感じです。
ドイツ式入れ歯が、上下に装着されています。
保険治療の入れ歯と違い、見た目も自然です。

ちなみに、治療前です。

上アゴはこんな感じです。ドイツ式入れ歯の独特な骨組みのデザインです。
シュパルテと呼びますよ。日本の歯科大学では、教えてもらえません。

入れ歯を外すと、こんな感じです。

最初の写真に戻りますが、この舌の傷はこの独特の骨組み擦れてできたようです・・・。

当院では、入れ歯の骨組みのデザインを決定する時には、
必ず患者様に確認して頂きます。
今回も、完成前にシュミレーションしました。
鉛筆の線が、骨組みの外形になります。

こんな感じで、2種類作ります。



お口の中はこんな感じです。


実際に、患者様に確認してから完成するのです。
今回は、こちらのシュパルテというデザインを患者様が選択されました。

但し、今回のような思わぬトラブルが起きる事もあります。
この患者様のように、上あごの天井部分中央に
骨の出っ張りがある場合は要注意です。
何となく、解りますか？

でも心配ご無用、何度でも作り直します。
もちろん、無料です。（泣）
設計変更です。デザインを変えました。

お口の中は、こんな感じです。

どんなに優れたデザインでも、慣れが必要ですが
今回は舌が擦れる症状は無くなりました。
一安心です。
舌のヒリヒリ感が無ければ、最初のデザインが装着感は優れているそうです。
学問的には、どちらのデザインも正しい設計です。
でも人間の舌の複雑な動きは予想できません。
短時間のシュミレーションでは、判断できない場合もあるのです。
とても、勉強になりました。
当院は、あなたのために最善の努力を惜しみません。
入れ歯でお困りの方は、あきらめないで是非ご相談ください。