今回は、超重要なお話です。
歯を失ったあなたは、よ~く聞いてくださいね!
では、参考症例をお見せしますね。
下の画像を見てください。
この患者様は、赤丸部分の奥歯を失って入れ歯の相談で来院されました。
外科処置を伴うインプラント治療は、気が進まないそうです。
歯を失うと残された歯に、致命的な悪影響を及ぼします
左右の奥歯を失って、前歯で咬むことしかできないので、
負担が多くなってすり減っています。
欠損の進行にはルールがあります
では、質問です。
この患者様のお口の中は、今後どのように変化していくのでしょうか?
① 入れ歯を入れたら、欠損の進行が止まり快適な人生が訪れる
② 入れ歯を入れたら、また次の歯を失い入れ歯の悩みが繰り返される
答えは、あなたの予想通り②番です。
では、次に失う歯はどこでしょうか?
① 部分入れ歯の支えにされた、負担の多い下の前歯を失う
② 負担の多い、上下どちらかの前歯を失う
答えは、どちらも正解です。
実は、歯を失う順番は決まっています。
正確には、高確率で予想がつくのです。
当たり前ですが、負担が多い歯から失うのです・・・。
そして歯を失うリスクは、咬み合っている歯の本数に大きく関係しています。
文献では、咬み合っている歯の本数が10本を下回ると欠損の進行リスクが高まるのです
下の画像をご覧ください。
咬み合っている歯が8本しかありません。
欠損のドミノ倒しを食い止める、唯一の治療法とは?
素人のあなたは、入れ歯を装着して奥歯に歯が入れば、
咬んでいる歯の本数が増えると思いますよね?
そうすれば、欠損の進行リスクが軽減するって・・・。
でも、ダメなのです。
入れ歯やブリッジによる治療は、残された歯に負担をかけるので
欠損の進行リスクは下がらないのです。
欠損のドミノ倒しは止まりません・・・。
でも、諦める必要はありません。
現代には、インプラントという武器があります。
インプラントで咬み合う本数を10本以上に増やせば
欠損のドミノ倒しを予防できる可能性が高まるのです。
あなたがこれ以上、大切な歯を失わないためにはインプラント治療以外には無いのです。
外科処置が必要なインプラント治療ですから、
気が進まないのはよく解ります。
もちろん、選ぶのはあなたです。
安易に入れ歯やブリッジを選んではいけません
ということで、治療後の写真です。
この患者様は、インプラント治療を選択されました。
左右の下の奥歯をインプラント治療で、
前歯のすり減りは、セラミック冠で復元しています。
参考までに、治療前の写真です。
咬みあわせの本数が、8本から12本に増えました。
術前と術後の比較です。
いかがですか?
歯を失ったあなたが治療法を選ぶ場合に、
重要な点は治療成績です。
インプラント治療は、入れ歯やブリッジによる治療よりも
圧倒的に治療成績が優れています。
現代では、歯を失った場合の第一選択肢はインプラント治療です。
治療法を選ぶ時は、安いからと安易にブリッジや入れ歯を選ばないでください。
数年後に後悔する事になります。
お気軽にご相談ください。お待ちしています。
- 治療内容
- 下の奥歯:インプラントを支えとする固定式ブリッジによる治療
上下の天然の歯:セラミック冠による治療
- 治療期間・回数
- 約10ヶ月・約16回
※抜歯後の治癒待ち期間を含む
- 費用(自由診療)
- 総額 330万円
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
- リスク・副作用
- インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠るとインプラント周囲炎が起こることがあります。
セラミック冠は、歯を削ります。
虫歯や歯周病に罹患するリスクがあります。