「国内でこのようなドイツ式入れ歯の治療症例をもっている歯科医院は、数軒しかありません」
インプラントを活用したリーゲルテレスコープ式部分入れ歯です。
取り外しが出来る入れ歯なので清掃性も抜群です。
【解説】
佐野市在住、60代、男性の患者さまです。
インプラント治療を希望され、当院の患者さまの紹介で来院されました。
初診時の正面写真です。総入れ歯を外した状態です。
総入れ歯を装着した状態です。
咬み合わせの写真です。
上顎
下顎
この方は、他院で数年前に上下の歯にインプラント治療を受けましたが、失敗に終わっています。しかし「今回もう一度、インプラント治療に挑戦したい」との強い要望でした。
今度は、失敗は許されません。そこで、内科的に糖尿病がある事などもしもご病気で通院が難しくなっても、修理やメンテナンスが容易で、できる限り清掃性の良い義歯を検討しました。
6本のインプラント体が埋め込まれているので、固定式の義歯でも製作可能なのですが、あえて取り外し式の、リーゲルテレスコープ義歯としました。
内冠と呼ばれる、内側の冠を装着しました。
2重冠とする事で、義歯を外せばインプラントの周りが解放されるため清掃性が抜群です。
そこに、入れ歯がはめ込まれます。
回転レバーを開くと入れ歯が外れます。
さらに取り外し式のため、万が一のトラブルにも敏速に対応できます。
当院は、10年先を見据えた治療法をあなたと共に考えます。
ドイツ式入れ歯を導入している医院でも、インプラントのみを支えにした、リーゲルテレスコープ義歯を提供できる医院は国内でも少数です。
治療後の正面写真です。
理由は、インプラント治療と入れ歯治療の両方に精通している医院が少ないからです。
治療後のレントゲン写真です。
- 治療内容
- 上顎 リーゲルテレスコープ
※インプラントのみを利用
- 治療期間・回数
- 期間:約1年(インプラント埋入後の治癒期間含む)
- 費用(治療当時)
- 自由診療
本ケースでの治療費
330万円(仮歯なども含む)
- リスクや副作用
- インプラント埋入(2回法)のために、外科処置が必要です。
入れ歯の出し入れの練習を行っていただく必要があります。
また、インプラント周囲炎を防ぐためには、定期的な検診やメンテナンスが必要です。
おおよそ2~3ヶ月に1回程度の頻度でご来院いただくようお願いいたします。ご清掃が不十分だと炎症のリスクが高まります。