「コロナで肺炎？も危険ですが、
高齢者の誤嚥性肺炎はもっと危険ですよ！」

定期的に歯科医院で歯石取りをしてもらいましょう！

下の写真を見てください。
虫歯の治療で来院された患者様です。
当院では、治療開始前に記録の写真をお撮りしていますが、その時の、下の前歯の裏側です。
歯の周りに歯石がたくさん付いています。
歯肉も赤く腫れています。

参考までに、別の患者様の写真もご覧ください。
同じく下の前歯の裏側です。歯石が壁のようにくっついて
元の歯の形が解らないほどです。

この歯石の中には、細菌がいっぱいです。
そして細菌と言えば、ウイルスも頭の中に浮かびますね。
ウイルスと言えば、今話題のあれですよね？
ということでちょっと、話が脱線しますが
連日テレビで話題の、コロナについて一言。
正直、悪いニュースばかりで、嫌になっちゃいました。
私、テレビはほとんど見ないのですが
朝は、天気予報を見たいのと、
時計代わりにつけています。
すると見たくなくても、見ちゃいます。
海外の病院で、人工呼吸器がずらりと並んでいる画像を。
検査に押し寄せる、すごい行列。
でも編集の関係なのか、素朴な疑問ですが、
人工呼吸器が足りないならずらりと並んでるって、
おかしくないですか？
すぐに、重症な患者様に装着してあげないと
かなりデタラメな報道も多いようです。
イタリアの病院の映像を、アメリカで起こっているように報道して、
テレビ局が謝罪していました。
さらにネット社会で、情報が多すぎて混乱しますよね。
マスコミも、視聴率が命です。
ある意味仕方がないのは解りますが
視聴者の恐怖を煽るような報道は控えてもらいたいものです。
楽天家の私ですが、
これだけマスコミに煽られると少し萎縮しそうです。（嘘です）
もちろん感染して苦しむのは嫌ですけど、
いずれあなたも、私も感染しますよね。
そんな時には、漢方がお勧めです。
麻黄湯です。
漢方博士の友人が教えてくれました。
感染したかなって思ったら、
すぐに飲むのがポイントです。是非、参考にしてくださいね。

確かに、誰でも未知の出来事は怖いです。
目に見えないウイルスは恐怖です。
でも本来人間が生まれつき持っている恐怖は
落下の恐怖と音の恐怖だそうです
これは、生きるために自然が与えてくれた一種の警報装置ですから
正常な恐怖は良い物です。
しかし、ウイルス等に対する恐怖症は異常な恐怖です。
破壊的です。
異常な恐怖が起こるのは、想像力を野放しにした場合です。

コロナよりお餅のほうが危険？

コロナは、高感染率、低劇症化率、低死亡率とされています。
現状では、今までのインフルエンザのほうがリスクが高そうですよ
今は、正しいと思われる情報を取捨選択して、
必要以上に過敏にならないようにしましょう。


ホワイトデビル（お餅）のほうが、遙かに危険・・・？
マスコミの皆様、
毎年、お正月には
ホワイトデビル緊急事態宣言」
をお願い致します。
もちろん、油断は禁物ですがウイルスを全滅させる事は不可能です。
むしろこれから気温が上がって、
免疫力がある時に感染が広まって
多くの人に抗体ができなければ感染の終息は起こらない。
感染しなければ抗体はできない。
社会や世界に抗体ができなければ、ウイルスは駆除できません。

お年寄りがなりやすい誤嚥性肺炎とは？

では、話を戻します。
コロナウイルスでも話題の、肺炎についてです。
あなたもたぶん聞いた事があると思いますが、
誤嚥性肺炎という病気があります。
簡単に説明しますね。
物を飲み込む働きを嚥下機能、
口から食道へ入るべきものが
気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。
誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、
あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。
高齢者や寝たきりの患者では
お口の清潔が十分に保たれていないこともあり、
肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。
そのような方は、咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。
その結果、お口の中の細菌が気管から肺へと吸引され、
肺炎を発症するのです。

誤嚥性肺炎の治療方法は？

治療法は
抗菌薬を用いた薬物療法が基本です。
呼吸状態や全身状態が不良な場合は入院して治療を行います。
同時に口腔ケアの徹底、嚥下指導も重要です。
高齢者の死亡原因のトップである、
誤嚥性肺炎の予防は、歯医者さんでできるんですよ。
さらに、こんな嚥下トレーニンググッツもありますよ！
大人用、巨大おしゃぶりです。
これであなたも、赤ちゃん気分を味わえます。

お年寄りに優しい歯医者さんで、購入できますよ。

コロナが怖くて、外出したくない気持ちは解りますが
お口のメンテナンスをサボって、
誤嚥性肺炎のリスクを高めるなんてやめてくださいね。

こんなお口のままで、マスクで予防しても効果は半減ですよ・・・。
データでは、日本では誤嚥性肺炎の死亡者が増加しているそうです。
２０３０年には、
男子７７，０００人
女子５２，０００人
程度まで増加すると予想されています。
正直、コロナの死亡者数どころではありません・・・。

介護老人保健施設の入居者のうち、
自分の歯が残っている高齢者について、
専門家によるお口のケアを受けているかどうかで発熱
肺炎の発症率や死亡率に違いが生じるかを
分析しました。その結果、お口が清潔に
保たれている高齢者ほど、発熱・肺炎の
発症率も、死亡率も低いことがわかりました。
今は情報があふれています。
かかりつけの歯医者さん以外も、
いろいろと検索してくださいね。
あなたが、良い歯医者さんに出会える事をお祈りしていますね。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。