「よく噛める総入れ歯をお探しのあなたへ！
人生最後の入れ歯に１００万円は贅沢ですか・・・？」
８０代の総入れ歯の患者様です。
完成後の写真です。

参考までに、治療前の状態です。

完成した総入れ歯です。上の入れ歯です。

裏側です。

下の入れ歯です。

裏側です。

他院で製作した入れ歯と比較してみますね。


大きさが全然違います・・・。
同じ人の入れ歯ですよ。
そして、新しい入れ歯の上下の比較です。

この入れ歯は、世界初の歯型の採り方で製作しました。
どんな方法かと言うと、
歯医者さんで歯型を採ってもらったことがある人は
ご存じだと思いますが、通常は上の歯型と下の歯型は別々に採ります。
ところが当院のドイツ式総入れ歯の歯型は、
上下の歯型を同時に採るのです。
企業秘密ですが下の写真が、
この患者様専用の歯型を採る器具です。
個人トレーと呼びますよ。
上のトレーです。

そして、下のトレーです。
他院で製作された古い入れ歯と比較してみますね。
精密な歯型を採るためには、適切な大きさで製作された専用トレーが必要です。
大きさがこんなに違います。

そして、お口の中で上下のトレーを合体させるのです。
トレーに、超精密なシリコン印象材を盛り付けて上下をつなぎ合わせるのです。
下の写真は、真横から見た所ですが何が何だか解りませんよね？（笑）

上から見ると

下から見ると

そして後ろから

素人のあなたには、良く解らないと思いますが
この上下顎同時印象法と呼ばれる、
世界初の歯型の採り方の最大の利点は
お口の中の空間を、すべて記録できる点です。
総入れ歯をお口の中で安定させるためには、
内側の舌
外側の頬の筋肉の
邪魔にならない場所に歯を並べる事が大切です。
そのためには、沢山の情報が必要になるのです。
だからお口の中のすべての空間を、余すこと無く記録できる、
この上下顎同時印象法はとても理にかなった技術なのです。
唯一無二の技術です。
師匠の稲葉繁教授が開発された画期的な治療技術です。
今回の患者様は、
上下のアゴの大きさのバランスがとても悪く苦労しましたが
この上下顎同時印象法のおかげで何とか切り抜ける事が出来ました。
下の写真は、完成前の写真です。

横から見ると

上の入れ歯を外します。
歯医者さんが見るとビックリしますが、下アゴが巨大で上アゴがとても小さいのです・・・。

入れ歯を外すと、こうなります。

何が問題かと言うと、上の入れ歯が下の入れ歯に突き上げられて安定しないのです・・・。
歯科医になって３０年ですが、最大のピンチでした。
でも、何とか痛く無く食べられる程度の入れ歯を提供する事が出来ました。
一安心です。
とても良い経験になりました。
正直2度と経験したくないのですが、
どこの歯医者さんで入れ歯を作っても、満足出来ないあなた！
あきらめないでください。
人生最後の入れ歯を作るために、あらゆる技術を駆使して頑張りますよ。
是非ご相談下さい。
ではまた。